アシッド映画館 2001.4

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4.28
●オープニング
◎リスナーから続々と劇場1人づめ情報。「ハード・デイズ・ナイト」で2人。途中帰って1人になった。「漂流街」で1人。大丈夫か映画業界。昔、風呂場でもらったタダ券をもらって映画館に行ったら、お客がいないから、タダでは入れられん、と言われた。デフレで今まで以上に映画が見にくい環境になっているのに。
自分は「最終絶叫計画」1人で見ました。最初は2人だったんだけど、終わって気付いたら1人でした。
それと、最近、最後の最後まで映画を見る人って少ないっすね。エンドロールが終わるまで見てたら、1人だったことは何度かあります。

●「天使のくれた時間」
◎コピー「あの時YESとこたえていたら、ふたりは、どこにいたのだろう。」キュンとくる映画。ニコラス・ケイジ主演。最初、ちょっと頭ふさふさ。かぶってる。共演ティア・レオーニ、デビッド・ドゥカブニーの妻。別れる。10何年経って、リアルニコラス。独身スーパーエグゼクティブ。社長。イヤな奴。奇跡に遭って、クリスマスに目が覚めたら別れた彼女と結婚していて子供もいる。先生「エグゼクティブの方がいいかな」。監督、ラッシュアワーのブレッド・ラトナー監督。コメディーやアクションが専門。ユーモアが活きてる。どっちも大事や。落ちの持っていき方がこの人らしい。彼も、こういう女性がいるはず。ファミリー側に思い入れ。むっちゃん「恋人どうしで見てほしい」先生「ひとりで見てほしい」。先生、恋愛を語る「恋愛はタイミング」。見終わって、面白い。見終わった後、いろんな話ができる。暖かくなれる映画。

●「タイタンズを忘れない」
◎いろんな著名人の推薦。見終わった後、すぐにライトをつけない。むっちゃん「感動する映画」。実話が元になっている。アメフト。黒人差別。白人と黒人のチーム。黒人コーチにデンゼル・ワシントン。ストーリーは想像通り。最後は急転直下。事実なので、感動せざるをえない。邪推の邪の字も出ない。映画としては、みんなが思ってるようなストレートな映画。舞台のバージニアではすごく有名な話。

●一曲
◎「アメリカン・サイコ」懐かしいアーチスト。

●「アメリカン・サイコ」
◎面白い。原作は出たとたん発禁。ディカプリオが興味を示したらしい。クリスチャン・ベール(「太陽の帝国」の子役。「ベルベット・・・」)は素晴らしい。ディカプリオバージョンでも見たかった。

●スキャンダル。全米ヒット中のロバート・ロドリゲス「スパイ・キッズ」。ファミリー映画。「パラサイト」に続きまた雇われ監督かと思われるが、実はやりたい映画らしい。「ターミネーター3」監督にリドリー・スコット、ジョナサン・モストウの名が。シュワちゃん、知事選出馬を直前で断念。ものすごい若い女性とのスキャンダルらしい。かえって、「T3」が進むかも。
●キューブリック、プレゼント。「猿の惑星」に出てくる物体らしい。「A.I.」と混同しそう。
4.21
●オープニング
◎映画学概論。「A.I.」の話題。スタッフに分厚い契約書。ジュード・ロウ、「スターリングラード」のインタビューで少し情報を漏らす。撮影所に行くときに傘を差して歩いていく。ジェットコースターに乗っているような楽しい気分。原作本は出ている。その紹介。映画は全然違うらしいが、もし同じだったら、先生、淳ちゃんになってしまう。

●「ショコラ」
◎アカデミー賞5部門ノミネートも受賞は無し。担当の人、賞を取らなくてホッとした。これまで、素晴らしい演出のラッセ・ハルストレム監督。主演男優賞、チョコレート。フランスの小さな村。おとぎ話のよう。断食の村。敬虔なカソリック。伝統を溶かしていく。鳥居さん、ベルギーのチョコレート（ゴディバ)にはまる。食べた後に余韻がすごく残る。村人達の気持ちがよく分かる。自己開放の喜びの映画。先生「賞取りを意識した映画。ちょっとあざといかも」。絵本を開いたような映画。キャストも豪華。

●「トラフィック」
◎5部門ノミネートで4部門受賞。先生「授賞式の前に見たかった」。3つの話を交互に見せていく。予備知識が無いと整理できないかも。演出・構成が素晴らしい。ソダーバーグの意志が画面に出てる。150人以上のキャスト。時代はロバート・アルトマンからソダーバーグへ。麻薬問題の難しさ。

●一曲
◎「天使がくれた時間」ニコラス・ケイジの新作。良かった。エンディング。

●「隣のヒットマン」 「シックス・センス」と「アンブレイカブル」の間に撮った。セルフ・パロディ。主人公は、マシュー・ペリー。きっつい嫁さんに、ロザンナ・アークエット。先生「実際、きっついで。萎える」。どんどんキャストが入り乱れてくる。群集劇のコメディ。笑えるところと笑えないところの差が激しすぎ。爆笑の脚本を読んで映画化即決したらしいが「ほんまか？」。ブルース・ウィリスの弟デイビット・ウィリス(「ハドソン・フォーク」を作製)、映画会社に。先生「藤井フミヤ兄弟みたい」。アメリカではヒット。よくあるパターン。ブルース人気でまあまあの入り。

●スキャンダル
◎リスナーから「ブレアウィッチ2」、1000円なのに私ひとり。怖かった。先生、子供の頃母と2人で「ガメラ」を見に行ったら、2人だけ。トイレに行って、帰ってきたら上映が止まっていた。まだ見ていないと言ったら、巻き戻して上映してくれた。
4.14
●オープニング
◎「ハンニバル」初日は話題だったが、それ以降はふつう。テレビ放映版には1時間の追加がある。前編190分。2パターンのラストがある。リドリー・スコット、昔から説明しすぎ、ばっさりカット。TV、ビデオ、DVDといろんなバージョンを作ってリドリー・スコットぼろ儲け。「ブレード・ランナー」で味しめた？

●「チキン・ラン」
◎ニック・パーク監督。従来はお正月公開予定だった。元タイトルは「チキン・チキン・ラン・ラン」。UIP配給からシネカノン配給に移り、規模が小さくなってしまった。先生、映画関係者はお偉いさんは分かってない。おっきな映画館でやらんと。「面白い！」。ドリームワークスと提携して心配だったけど、大丈夫。金は出すけど、口は出さない。ファーストシーンからため息。「これが人形アニメなの？」ゲー出そうになった。18ヶ月の撮影期間。夜も寝ずに卵を産まされるニワトリ、撮影スタッフのメタファー？。CGは3ヶ所だけ。空を飛んでいる鳥。先生「他にもCG使ってるんちゃうん？」と邪推したくなるほど良い出来。スピルバーグ、「大脱走」が大好きで、ニワトリもいっぱい飼っていたから引き受けた？声の出演、メル・ギブソン。忙しいのでネットで音声を送った。1回コンピュータで人形をシミュレーションした後、実際の人形で動かした。ニック・パークとピーター・ロードの愛？大の男が好きでなかったら出来ひん。いつまでも一緒に作業したい。すばらしい映画。鳥肌もん。(先生、ウマイ！)。淳ちゃんをほうふつ。

●「メキシカン」
◎レニクラの音楽。本編では使われない。予告宣伝のためだけ。本編の音楽が、かったるいから。メキシコの音楽だけ。映画のスピード感を表現できる音楽がない。映画、かったるい音楽、かったるい映像。鳥居さん、ブラピだけ見てた。先生、ジュリア・ロバーツも良かったよ。鳥居さん、ダメ。先生、ブラピ、リーバイスと同じ。監督の責任。脚本は悪くないと思う。「マウスハント」のゴア・ヴァービンスキー監督。これも面白くなかった。何で彼に撮らせたのか。重役との愛？メキシコのロケが決まって、ロケ地の町に電気・水道が通った。何もすることがない。先生「ブラピとジュリア、どうせいろいろ言われるならやっとこうか？」と邪推。映画見ながらそんなこと考えるほど退屈。007の映画、日本で撮ったとき、田んぼをつぶしてヘリポートを作った。「007は二度と来るな」(ウマイぞ、先生)

●一曲
◎「タイタンズを忘れない」実話当時のヒットナンバー。

●スキャンダル
◎ジュリア・ロバーツ。ステージに上がる寸前まで、ガムを噛んでいた。台の裏にガムをつけ、終わった後、また口に入れた？ジュリア、スピーチでエリン・ブロンコビッチにお礼を言うのを忘れてた。嫌いだった？
◎映画業界にもデフレの波。「プルーフ・オブ・ライフ」から始まり、「A.I.」も前売りが1300円。前売り券が売れなくなった。他もやり始める。牛丼と同じ原理。「ジュラシック・パーク3」も。「ロスト・ワールド」はスピーカをつけて2000円興行だったのに、今や値下げの時代。「猿の惑星」も値下げ。「パール・ハーバー」は1600円。赤字は出ないのなら心配はない。「A.I.」日本で大規模公開。この夏は激戦なので、これを期に映画を見る人口が増えてほしい。
4.7
●オープニング
◎USJに関する報道に物申す。持ち上げたり落としたり。

●「ハンニバル」期待し過ぎかもしれないが、いまいち。監督決定のとき、リドリー・スコットはハンニバルをハンニバル将軍かと思っていた。それくらい、原作に思い入れが無かったのではないか。原作はもっとそれぞれの登場人物が描かれている。レクターとクラリスの愛の物語としては良くできてる。脱「ブレード・ランナー」脱「エイリアン」

●「スターリングラード」ジャン・ジャック・アロー監督。これまで言葉を使わないコミュニケーションを描いてきた。この映画も同じ。スナイパー同士(ジュード・ロウとエド・ハリス)の言葉を使わないコミュニケーション。カットされたところがあった感じ。もう少し見たい。 完全版を見てみたい。戦闘シーンの規模がすごい。が、思い入れが無いのか、人間ドラマを描きたかったのか、戦争オタク・スピルバーグの「プライベート・ライアン」にかなわない。ジュード・ロウとジョセフ・ファインズの愛？エド・ハリスはやっぱりうまい。

●「ショコラ」ジョニー・デップがギター弾きで出演。彼自身が演奏。

●「ブレア・ウィッチ2」
◎何が2なの？ワーナー・マイカルで1000円。ラズベリー賞ノミネート。見事にラズベリー賞。すぐ思いつくようなパート2のストーリー。前作(見せない怖さ)とは全然解釈が違う。バンバン見せる。オープニングからアホロックがかかる。1作目のスタッフはパート3を作っている。この監督はドキュメンタリーで名のある監督だけど、ぜんぜん活かされてない。1作目とは違う気持ち悪さ。オープニング期待されるのに、何もない。印象に残るのはブレアウィッチの森でおばちゃんがTシャツを売っていたところ。監督、前作を打ち破りたい。見事に打ち破る。前作の関係者はこれをみてフィルムを燃やしてるかも。この作品が呪いのフィルム。ヒロインがかわいい。ポーンとヌードになる。貧相な乳。ただのB級ポルノ映画？1000円なら見る価値アリ。

●スキャンダル
◎アカデミー賞授賞式。ラッセル・クロウ、ほんとに怒ってた。スティーブ・マーティン、もうやりたくないというメッセージ。あっさりとした授賞式。「トラフィック」ゼタ・ジョーンズ、ほんとのお腹で妊婦役。「猿の惑星」リメイクではないといううたい文句。ティム・バートン、5種類のエンディングを作り、スタッフにも分からないようにしている。ポスター、かっこいい。「スリーピー・ホロウ」の世界を発展させた感じ。
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