アシッド映画館 2001.6

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6.30
●オープニング
◎「A.I.」全世界同時公開。日本新記録を樹立。オールナイトだけで3億2千万。「スターウォーズ・エピソード1」を抜く。オスメント君「アイーン」誰が教えたん？この勢いが今後も続くのか。破格の宣伝規模。「E.T.」の日本記録を破るのが目標。「E.T.」は1年間映画館でやっていた。「タイタニック」は半年。「タイタニック」の方が興行成績はいいが、観客動員は「E.T.」が上。評判は「わかりにくい」という声が多い。映画ファンならまだしも、一般大衆はどうなるか。「パール・ハーバー」「猿の惑星」「千と千尋の神隠し」が公開をひかえる。どの映画も内容が知られていない。前売り券が売れてるのは「猿の惑星」。「パール・ハーバー」の10倍。ペプシの宣伝効果か。露出が増えてきて、あなどれん。リスナーから「A,I,」の感想など。教科書にスピルバーグの話。スピルバーグが最初に作った映画は列車の衝突。物を壊したかった。破壊に対する美学。リスナーに劇場リポートを募集。

●「クロコダイル・ダンディー in L.A.」
◎資料に「Do You Know Me?」誰が覚えてる？かつて映画界に旋風を巻き起こした。全世界で700億円以上の収入。すごいおっさん。アメリカで9週連続1位。人のよさそうな顔して。先生、腹立つ。絶対腹黒い。1と2で絶頂期にやめる。出演のお姉ちゃんと結婚。先生、さらに腹立つ。シドニーオリンピックのとき、メン・アットワークのときに、このおっさんもクロコダイル・ダンディーのカッコで出てきてた。当時、撮影していて、宣伝だった。映画は、久しぶりに親戚のおっちゃんに会った感じ。田舎もんが大都会に出てきて起こすハチャメチャ。いまどきこんなやつおるか？ベタやねんけど、笑える。大作ぞろいの中、光は放たないが、気楽に見れる。映画スタジオが出てくるので、そこを見るのもよいかも。情報が全然無くて、級に公開が決まった。

●「テイラー・オブ・パナマ」
◎ブロスナンがスパイ役。ブロスナン、007で役が固まるのを恐れて007を降りたのに、なぜまたこの役をするのか。この映画も急な公開。女に弱い諜報部員。女で失敗し、パナマに飛ばされる。パナマで一旗あげて本国へ帰ろうとする。ビュース・ソースとして仕立て屋。ジェフリー・ラッシュ。腕がいいので、客は偉い人ばかり。奥さんは運河委員会の役員。この仕立て屋、服を仕立てるのも上手だけど、話を仕立てる(ウソをつく)のも上手。ブロスナンが信じてしまう。パナマ運河が売りに出されるという話が本国、アメリカに伝わり、戦争寸前状態に。ブラックでシニカルで、まあまあいいのに、なんと言ってもダメなのは、ブロスナン。007のイメージで、けっこういい人かと思うと、そうでない。カッコよくない。違う人がやってたら、と思うともったいない。先生は未見。むっちゃんｍ、見ていてツライ。007ファンが見たら怒るで。

●「ここにいること」
◎真中瞳初主演映画。意外と良かった。拾いもん。岩井俊二タッチ、。大阪が舞台。大阪が舞台になると、コテコテ大阪として描かれるが、そんなことは無い。真中瞳がメディアで露出するも、公開されてから、ガラガラ。後からボディー・ブローのように効いてくる。なっちゃんの「初恋」の脚本家。相手の男は「オードリー」の監督役。いいヤツ。先生、いい友達になれそうなヤツ。実生活では有名な女優と話題になったと聞いて、先生、また腹立つ。

●スキャンダル
◎ジャック・レモン死去。「ラブリー・オールドマン」のゲス・じじいコンビがいなくなった。次のおじいちゃん役は誰だろう。「ベイブ」のおじいちゃんとか。昔、ハリウッドは「どっからこんなヤツ連れてきたん？」というほど、人材の層の厚さを感じさせたが、最近は安く使いまわす感じで、「ベイブ」のおじいちゃんが出まくっている。エージェント・システムが幅を利かせているから。抱き合わせも。生粋の映画育ちの新人は少ない。テレビで話題になった人をつれて来る。安パイ。ブラピは生粋の映画育ち。ハリウッドはニュー・ヒーローを求めてる。ジャック・ライアンにハリソン・フォードからベン・アフレックに。ベン・アフレック、自分のステータスを上げるためにアピールしている。日本に来たときにもプレゼンして売り込んでいた。車のCMとか出るんだろう。先生、彼が好き。頭悪そうだから。
●「トゥーム・レイダー」大人気。アンジェリーナ・ジョリーのポスターの胸、何か入れている。
●「ジュラシック・パーク3」出来が良く、スピルバーグが4作目も作ったら、と言ったそうだ。さすがジョー・ジョンストン。ものすごい規模の試写会を企画しているらしい。東京ドーム以上？ジュラシック・パークと言えば？先生、聞いたけど、オフレコなのでまだ言えない。
6.23
完璧に聞き逃す。
●「A.I.」の分析。スイピルバーグは物に対する執着心が無い。
6.16
●オープニング
◎ミッキー、パンツ勝ち取るニュース。

●「ウエディング・プランナー」
◎ジェニファー・ロペス。マシュー・マコノヒー。悪い人は誰も出てこない。みんなが、いい別れ方をしていく。ええ奴すぎる。淳ちゃん「あんな、うまいこと行けへんなあ」。豪速球で落ちをつける。気軽に見れる映画。先生、マコノヒー「結婚の前にひと遊び・・・」という顔してる。むっちゃん「よう公共の電波で言うわ。そんなこと」。男の感情が、リアルに出てるところと、ンなアホな、というところとがある。脚本は恋人同士。監督は振りつけ師。抜擢した人がスゴイ。意外といけている。見せ方がうまい。ダンスシーンも多い。伏線も張ってある。

●「ギフト」
◎ケイト・ブランシェット、見える能力。予知夢。タロット占い。ヒラリー・スワンク、キアヌ・リーブス、悪い夫に暴力を受ける。脚本、ビリー・ボブ・ソーントン。サム・ライミ監督。みんな、出してくれと殺到。結構、おもろいやん。キアヌ・リーブスはものを考えない、太った暴力的な男は地でできる。演技でもなんでもない。けなげさ、最後にほっこり。世にも奇妙な物語。ケイト・ブランシェット、めちゃくちゃうまい。入り込んでる。サスペンスの要所は抑えている。裁判劇にまでなる。

●スキャンダル
「ハムナプトラ2」大人気。「みんなのいえ」「デンジャラス・ビューティー」苦戦。
●「誘拐犯」「ユージュアル・サスペクツ」脚本化の監督デビュー作。ベニチオ・デル・トロ。そんなにものすごいどんでん返しはない。銃を打つシーンの撮り方が、ごっつドライでカッコイイ。ジュリエット・ルイス。ブライアン・シンガー。
●「みんなのいえ」は三谷家で起こったことを描いている。まさに伊丹十三監督を継ぐ。小林聡美「映画で一番違うのは、だんな。協力的じゃなかった」先生「小林聡美と八木亜紀子も違う。八木亜紀子、スタイル悪いね」
◎「氷の微笑」続編できず、シャロン・ストーン、起訴。口約束らしいので、話題作りで起訴したのかも。だんながコモドオオトカゲに食われたのも売名かも。何かを仕掛ける？暴露本？
6.9
●オープニング
◎アメリカ、コロンビア・ピクチャーズが映画評論家をでっち上げ、自社映画をほめるウソの評論を書いていた。

●「デンジャラス・ビューティー」
◎おもろい。よくできてる。サンドラ・ブロック、勇気ある。脚本が気に入ったんだろうが、よく水着になった。女子プロレスラーみたい。周りのミスの背格好をよく選んでいる。

●「マレーナ」
◎ジュゼッペ・トルナトーレが故国イタリアで撮った映画。「ニュー・シネマ・パラダイス」風かと思うと違う。「もう、やめたって」という感想。
6.2
●オープニング
◎「パール・ハーバー」オープニングで大ヒット。オープニング4日間(メモリアルデー)で歴代2位。3日間集計で歴代4位。爆発的ヒット。3時間の映画(上映回数が少ない)なので、これはスゴイ。同じ長さの映画「プライベート・ライアン」「タイタニック」の倍。しかし、映画評はズタズタ。酷評。ストーリーのまずさ。ヒロインのケイト・ベッキンセール、きれいだけど、表情がエモーショナルでない。喜んでんのか、悲しんでんのかわからん。ブラッカイマーとマイケル・ベイの女の見る目の無さ。男には興味あるのに。試写会であったけど、連れてるオネンはダメだった。ケイト・ベッキンセールにも会った。タバコを吸う場所で一緒になった。「ハイ」「ハイ」。先生に気がある顔していた。一般人に会ったときの顔と、映画の顔が一緒ってことは、演技力無し。先生、英語が出来れば・・・。

●「ハムナプトラ2」
◎映画は脚本だと思っていたが、この映画は脚本が無い。見せ場ばかり。
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