アシッド映画館 1994.9
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◎先生 ○鳥居さん □ボンちゃん ◇自分の感想
- 9.3 休み
- 9.10 『ザ・チェイス』『熱帯楽園倶楽部』 レンタル『ライフポッド』
- 9.17 『ビバリーヒルズ・コップ3』『ブランドン・リーのクロウ』 レンタル『ジャイアント・ウーマン』
- 9.24 『ウルフ』『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』
- 9.24
- ■オープニング
◎先生とボンちゃんふたり。鳥居さん、ジャマイカに。仕切る人がいない、止める人がいない。ミキサーと3人だけ。京都国際映画祭初日。『スピード』だけ上映。いきなり審査のマイケル・J・フォックス、ブッチ。ヤン・デ・ボン来た。観客なんとか全員入る。舞台あいさつ。ヤン・デ・ボンはヅラ?これをよそ目に「宮沢りえ手首切る!?事件」先生のいた京都ホテル。実は先生が単独インタビューをする予定だった。タイミングが良かったのか悪かったのか。
■『ウルフ』
◎ジャック・ニコルソンの狼男。特殊メイクが必要か?の、はまり役。意外性に欠けた。本性が現れただけのようだ。襲いまくる映画を期待してたが、ラブストーリーだった。狼に噛まれて狼化。メイクはジャック・ニコルソンに牙付けただけ。娯楽映画、恐怖映画っぽくしたくないみたい。『卒業』のマイク・ニコルズ監督。二十何通りのエンディング。これはちゃうんちゃう。
■『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』
◎1時間チョイの映画だけど、ティム・バートンの思い入れがありすぎて、疲れた。繊細でごっつ良い。ティム・バートン、『バットマン』ではペンギンに思い入れ。そのペンギンが主人公になったような映画。
■一曲
◎『ナイト・メア・ビフォー・クリスマス』から「ホワッツ・ディス」
■スキャンダル
◎まさにスキャンダル。宮沢りえサイドから朝にケガをしたと電話ある。現場では、どうも自殺未遂ではないかと言う噂。先生、ワイドショーの裏側を見る。
- 9.10
- ■オープニング
◎先週はお休み。初めてですね。
◎前回まで。調子良かった。業界関係者「最近面白いよ」
◎『スピード』面白かった。デニス・ホッパーがいいんですよ。
○でも、今回のキレ方は酔っ払いのおじさん的。
◎バスの話以降がまたスゴイ。それは極力紹介しないように。みなさんも、目にしないように。
○お正月でしょ。ツライ。バスの前もあるし。バスもすごいし。そしてそれ以降。
◎デニス・ホッパー「バスに爆弾仕掛けて3億円よこせ」。彼に3億円払っておいた方が良かった。
◎ヤン・デボンの映像感覚。少々つじつまが合わなくなるけど、ま、いいか。
○先生にピッタリ。
◎ええやん、おもろかったら。アメリカ人がポップコーンぶちまけて大喜び。
◎東京映画祭のオープニング。
○近々見るんだったらそれ。
◎でも、ソールドアウト。
◎今日は京都国際映画祭の話を。映画番組らしく。
■『ザ・チェイス』
◎これがまた、アシッドリスナーにお勧め。チェイス=追跡。1時間29分チェイスだけ。
○タイトルそのまんま。
◎見て欲しい。
○設定が、O・J・シンプソンそのまんまっていう。
◎主演チャーリー・シーン。車を盗んで。
◎だんだんと詳細が分かってくる。最初は女の人を脅迫するところから。
◎車に乗ってる最中にちょっとずつ背景がわかってくるという、うまい構成。
◎お姉ちゃんがまた、イイ。クリスティ・スワンソン。『マネキン』そして『バッフィ・ザ・バンパイ・キラー』あのしょうもない映画に出てた。
◎赤いBMWに乗って逃げる。町の有力者の娘。
○お金持ちのお嬢さん。
◎で、大騒ぎ。交通情報を伝えるヘリコプターで中継。まさにO・J。生放送。
◎うれしがりが車でつっこんだり。
◎警察24時みたいなクルーも登場。
◎いろんな人間が登場して大騒ぎ。
○予告編だけは見たんだけど、どう終結を迎えるか。
◎ほんとによくできてる。
◎実力者がレイ・ワイズ。ローランド・パーマーですわ。
○怖い。
◎ちゃうちゃう。リーランド・パーマー。ローラ・パーマーのお父さん。出てきた瞬間に「コイツ首しめよる」
○危ない。
◎どの役やっても。やさしそうな顔してても。
◎警察24時の追いかける役がヘンリー・ロリンズ。ロリンズ・バンドという重低音のバンドで、メロディーよりも「おー!」という勢いだけの、警官嫌いのバンドらしい。
◎体中入れ墨してるらしい。マニアックなところで笑いも。
◎はた迷惑な騒動を起こす連中が、レッドホット・チリ・ペッパーズ。
○いろんなんが出てんねんねえ。サントラも登場してるのかな?
◎情報が来てないので分からないけど。多分。
◎監督がアダム・リフキン。ほとんど知られてないと思うけど、かつて『ワンダー・アーム・ストーリー』。何年か前東京ファンタで見た。
◎正統派お坊ちゃんジャド・ネルソンが違った役。売れないコメディアン。あがってしまう。
◎ある日突然背中から手が生えて、人気者に。
◎こういう映画を作った監督さんで、注目。間がいい。
○今回も笑いはあるの?
◎面白い。間で笑わせる。実はコメディなのかな、と感じさせる。
○ラストどうなるの?
◎見てのお楽しみ。
□先生、結局ラストあれなんでしょ、やっぱり殺人犯はレイ・ワイズだった。憑依されて。映画の途中泣いたり。
◎この人、どんな役やってもローラの父親。
□ロリンズ・バンドのおっちゃんが警官やったらあかんわ。「キル・コップ」とか歌ってるねんで。問題になった。首筋が6本くらい立つ。
○想像できるわ。
□また、ガタイがゴツイ。ニューヨークですれ違ったら、手を上げたまんま、1時間くらいジーっとしてる。
○怖い。
□レッドホットも出てるんでしょ。レッドホットと言ったら、リバー・フェニックスを殺したバンド。
◎○ようそんなこと言うわ。
□死んだときにね。
◎居合わせたと。
□演奏してた。レッドホット聴いてたら、死ぬわ。日本で僕ら聴いてるから絶えられるんだけど。ロサンジェルスでヘロインとコークでカーン!と、死ぬわ。
○みなさん、聞かなかったことに。
□これ聞いただけでワクワクしましたわ。
○これ聞いたって、先生、言うたっけ?
◎言うてない。
□聞いた通りのこと言ってるんですよ。
◎言えることと言えないことが。公共の電波なんですから。
■『熱帯楽園倶楽部』
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