アシッド映画館 1994.7

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先生 鳥居 ボン
7.30
●オープニング
○アメリカ、サマーシーズン後半。4作品で近年稀に見る興行争い。4つ巴。当初『ライオンキング』と『トゥルー・ライズ』と見られていたが、『フォレスト・ガンプ』が上がってきた。トム・ハンクスとロバート・ゼメキス。早くもアカデミー賞本命。日本では10月公開予定が2月に延びた。温存。
○『依頼人』先生と相性の悪いジョン・グレシャム。盛り上げるだけ盛り上げといて、これかい。3度目。スーザン・サランドン、トミー・リー・ジョーンズと地味。小説の出来を映画が上回った。

●『マーヴェリック』
○サマーシーズン最初に公開。メル・ギブソンとジョディ・フォスター。西部劇ブーム。リメイク。
○リスナーから。ベッドシーンがあるのにジョディ・フォスターが乳を見せない。コメディ映画というのを意識してないと、メル・ギブソンのギャグがギャグに感じられない。ルパン三世みたい。
○主人公。はったりだけで生きていくかまし屋。さすらいのギャンブラー。2人のだまくらかし合い。女に弱い。
○テンポ良く楽しませてくれる映画。この夏の映画では、ましな方。
○メイキングを見た。撮影の雰囲気が良さそうだった。オモシロそう。メル、地でもギャグ好き。楽しい人。子供好き(5人の子持ち)。監督ともいいコンビ。ジョディ、こんなに楽しい映画は初めて。ジョディ、映画の中で、素で笑っている。
○メル・ギブソンがコメディやってるってだけで、入り込めない。大阪の笑いと違い。「どや？」という感じ。
○全編どんでん返しの連続。疲れる。全部逆だと思っていても良い。サブキャラも。ジェームズ・コバーン。インディアン。鳥居さん：インディアンのところが一番面白かった。
○あんまり筋を言うのをやめてください。ようするに、メル・ギブソンは外したの？これは加山雄三です。彼もつまらないギャグを言う。堺正明も。やってるぞ、という顔。
○二枚目だから、二枚目半が難しい。
○ジョディ・フォスター、フェリオのCMで別のこと想像する。
○見終わった第一の感想。「ええなあ、ジョディ」

●『レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う』
○前作の続編。前作は衝撃だった。凍てつくロシア。暖かいところアメリカへ。ヘタなポルカバンド。慣れてきてロックに目覚めていく。間が絶妙で笑わせてくれた。
○今回は、その後メキシコでトップバンドとして君臨。テキーラ(ドラッグ)のためにメンバーが何人も死んだという設定。メンバー交代の言い訳？ドラッグでメンバーが死んだりした昔のバンドのパロディ。
○小さなギャグがめっちゃおもろい。が、全体的にはあかんかった。
○今回は故郷に帰っていく。期待しすぎた。
○今回聖書からの引用が。
○あるけど、そんなん気にしないでも楽しめる。
○そうかあ。じゃあ、1作目から観るわ。

●先週の台風情報は何だったのか？というお便り。
○家で聴いてましたわ。
○温泉に行ってて聴いてない。瀬戸内海の小島にいて聴いてない。
○何やこの放送は！まあ、毎回、生放送にはできません。誰が聴いてるかわからない。ほとんど聴いてない。
○そんなことありません。数字よかったですよね。
○カイル・マクラクラン、ふやけとんな。トップモデルと付き合っている。リンダの彼氏と紹介される。(三浦)友和状態だ、としゃべっていた。
○友和状態！失礼な。洋服の青山、けっこう来てんねんで。
○あまりほめ言葉になってない。
○こんな話がされてました。

●レンタル映画館
○テーマが『レザボア・ドックス』のテーマに変わりました。かっちょいい。
○好きな曲しかかけませーん。
○『トゥルー・ロマンス』もレンタルで1位。
○すごいよね。絶対無いよね。
○もう一回観たいがな。イエイが。エルビス、パチ。
○コマ送りで。
○買いました。
○そんなこと、いいです。過去を振り返らず、新しいのを紹介していこうと。
○最近、ロボットに走ってたので、人間ものに。
○『ダイブ／深海からの帰還』
○怖い映画。アビスとかと異なる。イギリス映画。
○深海作業をしている人たち。長年、500何回組んでた二人。最後のダイブ。
○そのときに、海底でトラブル。小さなポッドで5分だけもぐる。
○初めてコンビ別れ。ベテランダイバーと新人ダイバーが組む。
○次から次へとトラブル。
○組んでいたベテランが助けに行き、二人を救う。が、中盤で死んでしまう。
○哀しい。
○『アビス』やったら蘇ってた。
○若いダイバー、捨てよう、と深海から放り出す。命の恩人なのに。
○そこから、まだ何かある。
○拾い物。
○テレビムービーの感じ。お金がかかってない。舞台はポッドと上の船だけ。
○イギリス版『恐怖の報酬』
○たたみかけるような恐怖。
○沖縄行ってたルパン三世とえらい違い。4000m深海で素服。んな、アホな。それでも生きてんねんや。
○ぜひとも『ダイブ』を観て、現実を。

●一曲
○『ビバリー・ヒルズコップ3』のサントラから。
○テレンス・トレント・ダービーの新曲。うれしいじゃないですか。

●スキャンダル
○オープニングにも話した『フォレストがんぷ』『スピード』。一億ドル突破。
○『フォレストガンプ』すごいですよ。当時の記録フィルムにトム・ハンクスを映りこました。
○『カメレオンマン』っていう映画と同じアイデアだけど、それをILMの特殊技術で合成。
○『トゥルー・ライズ』もいよいよ日本で見れるときが近づいてきた。来週、魅力を。

○リスナーから。今週木曜NHK朝暮らしのジャーナル。戸田奈津子さん。
○翻訳の苦労話。『トゥルー・ライズ』が題材に。
○注目は悪役に追い詰められたシュワちゃんの娘をハリアーに載ったシュワちゃんが助ける場面。
○最後に悪役がハリアーのミサイルもろとも、ロケットライオン丸のように飛んで行くシーンの翻訳が、まだできていない。
○英語は"You are fired!"。会社で上司が「お前はクビだ」。掛け言葉になってるアメリカンジョーク。
○さて、平野先生だったら、どう訳されませうか？

○『ロボコップ』にも出てきたよね。
○このニュアンスだったら「行っとけ！」でしょう。
○先生・・・
○僕、確かめて来ますわ。このご時世。
○難しいです。
○鳥居さんやったらどう？
○知らん！私このごろ「知らん」で逃げてる。
○『トゥルー・ライズ』予告編だけでもとんでもない。

○『ダイハード3』の敵役。ジェレミー・アイアンズという話も。問い合わせたけどわからない。
○ボスがアイアンズで、暴力リーダーがティナのだんなかも。
○リスナーから、4作目はジャパニーズマフィア長渕剛が出るんじゃないですか。ハリウッド進出おめでとう、と予言。

○ファンの集い決定。作品は『裸の銃を持つ男33 1/3』
○なんといっても、予告編のぶち切れ方。みんなポカン。
○UIPさんにお世話になってます。
○いえないこと。いっぱい話す。

○ホラー雑誌『ファンゴリア』の日本版。大阪の出版社。大阪から日本全国へ。
○この雑誌に参加。コラムも。ぜひとも観ていただきたい。
○アシッド映画館っていうコラムになってる。
7.23
●オープニング
○先生に対する叱咤激励のお便り。どちらかというと叱咤。「レンタル映画館を復活させて！」 夏休みで作品が多いから、お休みしてるだけで、終わってない。「3人の話がからみあっていて良い」「先生の話でいちばん面白いのは下ネタだ！」
○お便り2。「最近、先生は守りに入っている。ボンちゃんだけが頼りだ」そんなことはない。そら言えない事はあるけど。遠まわしに「聞いたよ」と関係者から言われることもある。僕の言葉の裏側にある意味を汲み取ってほしい。
→言い訳気味？

●『フリント・ストーン』
○アンブリン・エンターテイメント10周年記念。スピルバーグ総指揮。
○リスナーから。アンブリンの人たちは頭がいい。『ジュラシック・パーク』の技術をコミカルに使う。B級だけど、知性が少し感じられる。バカ映画になりきれていない。
○リスナーから2。期待はずれ。退屈だった。
○アメリカでも賛否両論。どんなストーリーだか見えてこない。昔のマンガの実写版。
○レッドロックという街。現代のものを全て岩に置き換える。ロックドナルド。スティーブン・スピルロック。全部パロディ。じっくり見せずにポンポン見せていく。ぜいたく。ほんの1，2秒で次に行ってしまう。めまぐるしい。子供が見たら速すぎて分からないのでは。
○主人公ジョン・グッドマンとリック・モラニス。ジョン・グッドマンありきのハマリ役。採石場の労働者。リック・モラニス、いつも世話になってるので、昇進試験の答案をグッドマンと入れ替える。グッドマン昇進して出世。カイル・マクラクランが上司。会社のお金の横領。その駒としてジョン・グッドマンを使う。マクラクラン、ちょい役。
○すごく現代的。企業内抗争。後半は家族問題。
○だから、笑えない。映画の雰囲気は家族で見てね、という雰囲気なのに。
○製作サイドの内輪受けで終わってしまったのでは。切りまくったのかも。スピルバーグのダメ出しがあった。
○マクドナルドのキャンペーン。いろんな企業とタイアップ。アメリカでは子供よりもハイティーン以上が入っていた。
○原作は脳天気。
○宣伝展開が変わった。Ｂ52'ｓの曲から昔の曲に変え、懐かしさを出し、ジョン・グッドマン色からカイル・マクラクランを売りに。
○見たことだけを言うと”ヤクルトミルミルじゃないですか”。クレイアニメでできるじゃないですか。しょせんは。グニュグニュ。子供はそのほうがよかったんじゃ。
○ほのぼのレイクをスポンサーにつけて、30，40の困ってる人が見に行くように。見に行ったら利率を下げるとか。
○マクラクラン、仕事の選び方が違う。しょせん宇宙人なんだから。
・・・ここで気象情報。三重県中部と南部に大雨洪水警報。奈良県南部にも大雨洪水警報。・・・

●『ゲッティング・イーブン』
○待望のカルキン君最新作。髪の毛伸びた。ステージパパがうるさいらしい。
○なめてたら、意外と良かった。監督が『恋しくて』のハワード・ドゥイッチ。ボンちゃん、『恋しくて』でボロボロ泣いた。胸キュン映画を作らせたらドゥイッチ。
○お父さんはコソドロ。改心させよう。夏休みを僕と思いっきりすごしてくれたら、隠したコインの場所を教えてあげる。ロスの観光名所を巡っていく。映画うんぬんより、いろんな場所に行きたいな、と思わせる映画。姫路セントラルパークに行きたいな、と思った。
○もうひとつ上を望む。終わりも、いまひとつ。
○カルキン君。背が伸びていない。14歳。顔は大人みたいになってきたかな。もう生え際がヤバくなってきた？お父さん役と『ゲッティング・イーブン』(おあいこという意味)。頭にシリコン入れてないか？
○ジョン・マルコビッチの元嫁も若作りして出ている。

●レンタル映画館
○リスナーから。『ロボ・ジョックス』見ました。なんなんでしょうね。オープニングで制作費を使い果たした。
○フルムーン最新作『ロボット・ウォーズ』
○待ってた。『ミクロ・コップ』を生み出したフルムーン。『ペンデュラム』も。
○4本足で動くロボットが観光バスみたいに使われていて、ジャックされる。廃棄寸前のロボットを取り出してきて戦わせる。何も武器がない。殴りあうだけの肉弾戦。この発想がスゴイ。『ロボ・ジョックス』も。迫力がない。コマ撮り。本当に行われてるように太陽光で撮影。ひょっとしたらライトを使うお金がなかったのかも。影の向きがドンドン変わっていく。どこで勝負がついたかよく分からなかった。人間は良く分からない。

●一曲
○『フリントストーン』から。「アナーキー・イン・ザ・フリントストーン」

●スキャンダル
○HIROMI GOが国家を歌っていた。
○ジュームズ・キャメロンとシュワちゃん新作『トゥルー・ライズ』。『T2』には及ばなかったけど、初日にすごい記録を樹立。『スピード』も勢い。『ライオン・キング』と三つ巴。見た人の話。最後の15分、これまで見た映画のなかで最高。くぎ付け。映画会社の人が言ったから、分からないけど。早く見たい。
○リスナーから。『ダイ・ハード3』悪役が『ティナ』で殴りまくっていたローレンス・フィッシュバーンに。殴る、蹴るだけでアカデミー賞にノミネートされた男。田中しょうごさん曰く、パンチとか、ひねりとかがほんまもん。マジ喧嘩テクニック。長渕キックと一緒。そこを見て製作者が目をつけた。映画史上最強の悪役になるかも。未確認。
○プレゼント。『ヘルバウンド5 地獄のヒーロー』試写会。『クール・ランニング』鑑賞券。もう一回見ても泣ける。違うところで笑える。『ゲッティング・イーブン』カルキン君サイズのTシャツ。子供用のTシャツ。
○8月はファンの集い。来週。放送では言えないネタが1つある。
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