アシッド映画館 1993.7

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◎先生 ○鳥居さん □ボンちゃん ◇自分の感想等

◇3人の掛け合い、やはりいいなあ。むっちゃん、まだ猫かぶってる感じ？

7.10
■オープニング
◎どうも。2時40分。遅くまで付きあってくれてありがとう。
○私もハードなのよ。ついさっきまでニューヨークに。
◎この低予算番組にかけ離れた国際的な感覚。
○本場ですもん。映画ネタたくさん仕入れてきた。
○マンハッタンには100以上も映画館あるから、道を走ってると、あっちでもこっちでも『ジュラシック・パーク』やってる。
◎向こうは、系列に関係無しに上映できるから。今は『ジュラシック』だらけでしょう。
○私、観に行った日も、夜遅くまでやってた。うらやましい。ブームは下見でも、夜9:30始まりでも、いっぱい。今は『ファーム』がすごい。

○面白いネタ。プラネット・ハリウッドというお店に行ってきた。
◎シュワルチェネッガーやスタローンが、名前だけ貸して儲けてるやつ。たけしのカレー屋状態。
○母体はハードロックカフェなんだけど。行こうと思ったら、私みたいなミーハーがいっぱい。外国人だけど。行列を作ってて、そして中に入った。すごく楽しかった。店内はそんなに広くないけど、『E.T.』.の自転車や、チューバッカ、『ターミネーター』の焼けたロボットが立ってたり。楽しいでしょ
◎行きたいです。
○席に案内されたけど、立ってばかり。記念写真撮りたくなる。
◎マニアからしたら、撮影に使った実物があるのはいいな。
○よくわからないけど、『タクシードライバー』でデ・ニーロが着た衣装とかも。すごく楽しかった。
◎Tシャツをお土産にもらった。この辺の一部がシュワちゃんのギャラになってるんだろうな。
○ラジオを聴いてる皆さんにはもっとすごいお土産を。

■「ザ・ファーム」
◎アメリカで話題になってる。各雑誌や新聞に、トム・クルーズのインタビューなどが取り上げられている。
◎トム・クルーズの最近の作品は、公開前に話題になる作が多くて、公開すると伸びない物が多い。
◎身長と同じように伸びないんですよ(笑)。今回はどこまで伸びるか話題に。
◎1週目、『ジュラシック』を蹴落として1位。2週目も1位。20〜25％くらいしか落ちなかった。3週目、今度は『ファーム』が落ちて『ジュラシック』が返り咲いた。
◎ジュラシックとは相反する映画に、これだけ入るのはなかなかすごい。

◎原作、全米で880万部の大ベストセラー。普通じゃない。日本では125万部でベストセラー。宮沢りえの写真集とか。
◎880万部っていうのは、みんな読んでる。聖書くらい。
○それくらいに有名な作品。

◎法廷サスペンスだと思ってたけど、見させてもらったら、どちらかというとクライムムービー要素が大きい。
◎先週、監督がシドニー・ルメットと言ってしまった。希望もあったんだけど。
○希望でもの言ったのですか？
◎監督はシドニー・ポラック。シドニーだけ見て、思い込んでた。わりとエンターテイメントで好評な監督。

◎トム・クルーズが全編にわたって活躍。
◎大学生で、就職試験をまわる。
◎うちの事務所に来たら、どこよりも20％は上を出すよ。ベンツも買うたる。うちで働けば、若くして億万長者だ、という条件をもらいその事務所に入る。
◎ウキウキで。奥さんもいて。さあ、これからがんばるぞ！

◎実は、この事務所の弁護士さんが、過去に4人ほど謎の死をとげている。
◎マフィアのもとで悪いことをしまくっている事務所だとわかる。
◎そして、悪事を働いてる事務所をつぶそう！という正義感から、サスペンスフルな作戦を展開していく。新米のトム・クルーズがやっていく。

◎原作がこれだけ売れてて、映画と原作と、どれだけ違うか興味。
◎読んだ方の意見では、かなり変えてるらしい。
◎トム・クルーズのお兄さんが刑務所に捕まってる設定なんだけど、設定が違う。
◎原作では悪い奴らから金をせしめて、一生遊んで暮らせる金をせしめてしまえ、という『スティング』みたいな所がある。
◎映画は、どう観てもハリウッド映画。きれいにまとまってしまっている。
◎原作を読んで映画を観ると、原作のほうが良かったかな、と思うかも。

◎映画の作り方は面白いが、すんごい映画や、という気持ちは無かった。
◎『スニーカーズ』という映画を見た時のような、爽快感は無い。
◎ドキドキ追いつめられる感じも無い。
○先生、どれも無いのでは？
◎幕の内弁当くらいのまとまり。
◎アクションしてても、背え低いから迫力無いし。

◎先生それは言いすぎですわ。ボンです。面白いんでしょ？ジーン・ハックマンも出てるし。
○ボンちゃん、観たんじゃん無かったの？
◎寝過ごしたんですよ。
◎朝10時からの2時間半はヘビーでした。

◎バランスよく、というレベル。
◎悪の組織が絡んでたというのが分かってくるくだりで、すごいことをやったから殺されたんかなと思ったら、規模が狭い。
◎弁護士料が、2時間半という所を3時間40分にごまかしてるレベル。
◎それを知ったからといって、大したことは無い。
◎商店のオヤジでも、やってるやんけ。
◎やめる！といった弁護士が殺される
◎ちっちゃい！
○4人も殺されてしまうの？
◎この悪事を、コンピュータにあるデータをFBIに渡す。それがスリリングな要素。
◎でも、延々プリントアウトしていくデータがなんとも。
◎普通は何十億とか、スイス銀行に隠し口座がとかなんだけど。
◎日本でいうヤクザ映画で、指つめてもらうか、という感じ、。
◎『広島代理戦争』の方が面白いんですな。
◎迫力ある。
◎ワシが取った！
◎玉取ったる！
◎あんた代理やがな。
◎こういった名作がありますが。

◎原作では、すごく緻密にコンピュータのデータを盗み出すところを描いている。マニアックな用語を使って。
◎トム・クルーズ覚えられへんがな。彼のエージェントは「No」と言うね。
◎ややこしい所は削ってくれ。
◎スカッと笑って、ブチュッとキスして。
○(笑)

◎トムちゃんさあ、渋めのデッカイ俳優と絡みたがるね。
◎前回はジャック・ニコルソンで、今回はジーン・ハックマン。
◎なんかパターンが似てるよね。自分の器が大きいんだと示すためか。
◎前に言ったけど、ダスティン・ホフマン、ポール・ニューマンにしろ、共演者にオスカーを渡すアシストの仕事をした。
◎今回は自分が賞を取りたいし。
◎こういうレベルの人たちと共演できるよ。対等なんだ、と。
◎山崎努と共演する吉田栄作みたいなもん。
◎(笑)
○緒方拳でしょ。
◎なるほど、吉田栄作ね。

◎まあ、豪快とスカッと爽やか。カッコイイよ。
◎悩んでても、ノッペラポンとした演技だけどね。
◎カッコイイと誉めたあとがなあ、ボンちゃんの場合。

◎『ジュラシック・パーク』と相反するものを、この夏に観るのはイイのかも。
◎あ、そ。
◎吐き捨てるように言いましたね。今。
◎映画を観てから原作を見るのがいいのかも

■『水の旅人』
◎おお、侍キッズ。
◎山崎努さんが、一寸法師。ギリギリまで編集とかしてて、出来上がったのが9日。
◎試写で観たプリントは完全版じゃ無かった。「変更を加えます」と注意書きが付いていた。
◎大林さん監督。大変な撮影だったらしい。ハイビジョン合成が話題。
◎クオリティの高いものを目指したんだろう。
◎日本では珍しいファンタジー映画。
◎予告編で、下水道で空き缶の上に乗ってたり、猫のしっぽと一緒だったり。
◎『スターウォーズ2』みたいじゃないですか。

◎正直、特撮部分は、ハイビジョンの限界がある。そこを指摘したら、論外になってしまう。
◎『ジュラシック・パーク』と比べたりしても。

◎この映画で、ピクピクッと引っかかったのは・・・
◎引っかかりましたか。
○鼻が？耳が？
◎全身が。
◎『ふたり』『遥かノスタルジー』『青春デンケデケデケ』
◎はずしてないよね、大林さん。
◎大林フリークでは無いんだけど、観てきた。
◎その延長線上にある久々の大作なんで、周りの意見に流されて、しょうもないのを作るのかなと思ってた。

◎『デンデケデケデケ』で見せた、いかにも素人が作ったような、カットをつなぐ独特の編集スタイル。
◎ごっつ日常。岸部一徳・風吹ジュンの会話の風景とか。
◎普通の日本映画だったら、普通のシーン。
◎この映画では、このシーンだけでもすっごいイイ。
◎カット速い？
◎主人公の少年がしゃべり終わらんうちから、次のシーンへ行ったり。
◎すっごい気持ちイイ。

◎この少年、なかなかうまいらしいやないの。
◎安達祐実の35倍くらいうまい。
○安達佑実ちゃんも誉めてたやないの。
◎祐実ちゃんもうまいけど、その35倍うまい。

◎大林さんの要素はいいんだけど・・・、山崎努さん。
◎最初、三船敏郎さんにオファーしたらしい。
◎なるほど、ええな〜。
◎似合いそうじゃない。
◎ボケーッとした椿三十郎みたい。
◎感動するよね。
◎ファンタジーという感じがする。
◎確かに山崎さんはうまいんだけど、ちょっと違うよな。ファンタジーじゃ無いよな。
◎伊丹さんの映画で、いい演技をしてた。あのイメージがある。うまいんだけどちょっと。
◎悲しきかな、俳優さんから感じてしまうイメージ。
◎横溝映画に岸恵子が出てたら、「こいつ犯人や」と分かってしまう悲しさに通じる。
◎ブルースクリーンの前で演技してるのかな？と現実に引き戻されてしまう。
◎三船さんやったら、サムライって思うよな。
◎裸で全裸で泳ぎ回るシーンがあって、文字通り体当たりの演技なんだけど、それを三船さんがやってたらどうなったのかな？と観たかった。
◎うますぎるがゆえに、SFファンタジーからかけ離れる。

◎また、水をテーマにしてるから、環境問題・エコロジーを意識しすぎてるかなというのも
◎でも、エンディングはホッコリするんでしょ。
◎そこそこのでき。

◎中山美穂の『あなたになら』
◎アナルになら・・・
○も〜
◎が流れて来る。
◎でも、音楽を差し替えてるらしい。久石譲さんの音楽がダメやったみたいで。それで遅れてる。
◎久石さんも、ぎょうさん仕事してんなあ。
◎ジョン・ウィリアムズの曲を模倣して、すごくいいメロディーを作ってる。
◎いいなあ、その「模倣した」っていう言い方。
○模倣したらアカンヤろ。
◎モーホーじゃ無いよ。
○(笑)
◎初めて久石さんの写真を見たんだけど、「カマちやうの？」って感じ。
◎モーホーだけに模倣もしかねんって。
○うまい。

◎そういうのも踏まえて観て下さい。
○いやいや。きれいな気持ちで観ててください。
◎どんどんファンタジーからかけ離れていくじゃないですか！

■レンタル映画館 『レイジング・ケイン』
◎あー、怖そうやんか。
◎いいんですよ、久々に。ブライアン・デ・パルマ。
◎大林宣彦さんが日本の映像の魔術師と言われるのに相対し、本家本元・映像の魔術師。
◎ヒッチコキアン。
◎別にヒッチでコイてるわけじゃ無い。
○何で・ ・ ・
◎(笑) ヒッチコックをこよなく愛してる。
◎最近、はずしてましたやん。『虚栄のかがり火』
◎『カジュアリティーズ』も今ひとつ。
◎ちょっと今までのマニアックなホラー映画。
◎久々に、自分のホームグラウンドに。
◎サスペンスやね。やっぱり。

◎主人公が多重人格者。24人のビリー・ミリガンにインスパイアされたんでしょうけど。
◎いいお父さんが幼女趣味。人を殺す。自分の中に何人もいる。そういうそういう主人公。
◎ジョン・リスゴー、似合うね。
◎『ミッドナイトクロス』という映画で、ホモっぽい変質者殺人者の役。どんな怖いかと思わせた。
◎それ以来こんな役ばっか。
◎どの役やっても線きれ？
◎犯人役むっちゃ怖かった。
◎多分、町歩いてても変質者扱いされるんじゃないか。
◎妙に丸い顔とつるんとした目が、『13日の金曜日』のお面に。元からそんな顔かぶってる。

◎映画のオープニングで、子供のほっぺたをさすりながら、「お〜よしよし」といい感じなのに、音楽が暗くて、異常者なんですよ。
◎役者冥利につきると思いますわ。
◎岸恵子が観た瞬間犯人、というのはダメなんだけど、この人が出てきて変質者っぽい香りをただよわせるだけで、映画がしまる。
◎しまるね。

◎役柄は、幼児教育の先生。研究を進めていく上で、つい殺してしまう。
◎ボコボコに女を殴って、池に静めて。それで、普通にただいまって帰ってくる。
◎やるね〜、ジョン・リスゴー。あるね。
○でも、それやってるのは別のマインドの時だから、分かってないんでしょ。

◎映画で面白いのは、悪いときのジョン・リスゴーは双子の兄の役。初めは、双子の兄弟がいるのかなと思わせる。
◎久々に、デ・パルマやりました。奥さんと別れて、家庭的にもめてたんだけど、女性プロデューサー、ゲイル・アン・ハードと再婚。嫁半にケツを叩かれまして。
◎ゲイル・アン・ハード、元々はジェームズキャメロンの嫁。旦那のケツを叩いて『ターミネーター』を撮らせ、別れてデ・パルマと再婚。同じく髭づらの男と。
◎才能あるんですね。髭が好き。・・・

◎映像の感覚としては、往年の『キャリー』とか『殺しのドレス』とは違うんですけども、久方ぶりに自分のホームグラウンド。

◎なるほど。「こんのゆうじ」(?)さんが絶賛するような映画になってるんですね。
◎「キャムプナー」(?)とか言いながら。
◎いいですねえ。「果たせるかな」とか。
◎「一茶はしかし」
◎多分このラジオ聴いてる人も、それ気付いている人いると思いますね。

・・・ゴメンナサイ。これ、何のこと言ってるか分からなかったです。

■一曲
◎『ラストアクションヒーロー』から。めっちゃ話題です。
○ニューヨークでは不評。
◎観る前からいややなぁ。
◎メタルばっかり。

■ハリウッド・スキャンダル
◎『ジュラシックパーク』今日いよいよ公開。朝7時から5回興行。回す回す。
○向こうでも、大きなデパートはグッズコーナーができてる。

◎この映画に出てるローラ・ダーンとジェフ・ゴールドプラム（ハエ男ですわ）、結婚することに。
◎文字通り、この前子供作れという話をいいましたが、そのとおりに。
◎サム・ニールは日本人の奥さんがいるから別として。
◎この映画で意気投合したそう。
○この映画で？
◎ロケ最中にロケバスで2時間。いいタイムですね。
○いいですよね。
◎今、ピクピクッとしましたね。鳥居さんが汚れていく・・・。

◎ジェフの元の嫁さんはジーナ・デイビス。『プリティ・リーグ』とかに出ていた。
○主役の人でしょ。ポチャポチャッとした大柄な。

◎そのジーナ・デイビスも結婚しますと発表。
◎その相手がレニー・ハーリン。『ダイ・ハード2』『クリフハンガー』の若手監督。
◎実は、レニー・ハーリンはローラ・ダーンの元彼氏。
○あっ、輪になったよ。輪に。

◎前の、シャロン・ストーンみたいなもん。あれほどドロドロはしてないけど。
○もともと2人、友達だったかも。
◎交換しよか？とか。向こう流行ってますから。
○・・・。そういう情報は入ってこないので。
◎ハリウッドスキャンダルなので、汚れた話をつい・・・。

◎ローラ・ダーンがレニー・ハーリンと付き合ってる頃。アツアツですわ。パーティ会場に来たり、プロデューサーをやったり。仲むつまじかったのに。
○でもね、ローラ・ダーンと『プリティリーグ』の彼女、似てますよね。
◎そうですね。
○変えても一緒やん。
◎ねえ。
○一貫性がありますよね。
◎趣味ってもんがありますから。日本でもあります。再婚しても同じような人と。
◎チャップリンも終生ロリータ趣味。何回結婚してもかわいい人。

○ハリウッド、そういうゴチャゴチャしたの好きですねえ。
◎狭い世界ですね

・・・この当時、ジーナ・デイビスはまだ無名だったのかな？

◎そして、裁判ざたの第一報。
◎CAA(クリエイティブ・アーティスト・エージェント)、映画でキャスティングの後ろに出る、マネージメントをやってる会社。
◎どんな映画でも、この大物と大物が競演おもしろいんちやうか、というのにかかわってる会社。
◎ブッキングエージェントです。
◎影の帝王と呼ばれている。そこの経営者で、実力者マイケル・オービッツ。
◎ジャック・バレンティと並んでアメリカのボスと言われてる。
◎彼が、無茶なことを言い出した。MGMスタジオ売却問題に絡んできた。
◎そうなると昔のハリウッドのように、スタジオが俳優と契約するようになる。撮影所独占。
◎自分のマネージメントしてる劇場に、自分のマネージメントしてる俳優を出そうとしている。
◎金をまわして一人で大もうけしようと。

◎しかし、MGMもずっと経営危機。
◎ライオンが吠えてる割に。
◎ユナイトも手放して。◎007の配給もどこになるのか。これからどうなるんだろな。

◎裏の世界ハリウッドはドロドロ。
◎レストランで「ターミネーターや！」とか言ってるほうが面白い。
○ダースベイダーもいたよ。
◎ええなあ。
◎「コ〜ホ〜」言うてた？
○そんなんは言ってなかった
◎嫌ですよ。楽しいかも知れないけど。

◎鳥居さんからお土産。
○『ジュラシックパーク』のグッズ屋が山ほどあった。
◎バットマン以来のヒット商品だから。
○『ジュラシックパーク』と大きく印刷されているトランクス。
◎パンツや無いですか！「僕のT-REXが」
◎余興にもってこい。お姉ちゃんとホテル行ったときに「僕のT-REXを見てごらん」余興には最高。
◎ヴェロキラプトルの人も。
◎ラプターやないかか！
◎そういう突っ込みのできる、ハイセンスな女性。
○(笑)

○Sサイズです。
◎これがSなの？
◎まあデカパンということで。
○1名ですが。

◎試写会です。話題作で10月が8月になった『ドラゴン ブルー・スリー物語』
◎実弾飛び交うやつ。
◎ウワー。いやいや、それは放っといてあげて。
◎この前、新世界行ってきたら、ブランドン・リーの『ラピッド・ファイアー』が近日公開だった。
◎実弾が・・・。かわいそう。
◎そんなとこ映ってんのかな。
◎これは別の映画です。怪しいとこはぜんぜんありません。
◎ドラゴンの映画のシーンが再現されている。

○トランクス、買ってきてよかった。ボンちゃんと平野先生に誉めていただいたら100人力。
◎これはイイですよ。
◎俺なんかあれやで。自由の女神のTシャツやで。
◎いいじゃないですか。ヒロミ・ゴーみたいで。イエイ！

○パリで岸恵子に出会ったんですよ。
○ニューヨークではウディ・アレンに出会った。
◎おお！
○彼がよく行くパブがあるって友達が言うから。クラリネットをほんまに吹いてるんですよ。
◎アカデミー賞のときに「僕はクラリネットを吹いてるから授賞式に出ないんだ」って言ってた。
○そのパブ。
◎横には幼児が何人か・・・。

○ニューヨーク市警に水野先生がいっぱいいた。
◎水野先生はいませんよ。
◎もどきが。大きい先生が。
◎腰に手を当てて「ボンちゃんいらっしゃい」みたいな。
◎水野先生は、赤子の手をひねられる子供のように過ごされてるらしいです。ニューヨークでは。
◎童心に帰ってね。
◎またそんな、クレームが来ます。
7.17
■オープニング
○みなさんこんばんわー(焦った感じで)鳥居睦子です。
◎もう、時間に遅れて。
○こないだアシッドの試写会やらせていただいた。
◎『ブレインデッド』30人ぴったり。映画会社の方が驚いていた。
○普通、招待状はたくさん出す。来ない人もいるから。
◎映画会社の人、アンケートを読ませてもらって、すごく笑わせてもらった。すごい番組ですねえ、と。

○リスナーから感想。試写会に呼んでもらってありがとうございました。生の2人を見たかった。
○先生、遅れていた鳥居さんが来るのを笑いを取って必死でつないでいました。
◎どんなに大変やったか。
◎また卑怯な手を使って（淳さんのネタで）。
○すみません。遅刻してしまって。
◎質問。RAMPOについて。さすがに松竹の本社では聞けなかったことが。
○よくわかってらっしゃる。
◎奥山Pの話があって、社会的な話や人事関係の話を知る限り松竹の内情をしてしまって。
◎実は後ろで社員の方がチェックされていて「まずいですよ、あれは」
○このビルの中で、それは禁句ですね。
◎もし僕が来週消されていたら、奥山さんの力でだと思ってください。

○さて、ブレインデッドの感想ですが、派手な前評判を裏切らないすごい内容。
○後半の血みどろシーンの徹底したドタバタ。ハンナ・バーバラの映画版という感じ。
○映画としてもしっかりできていて、ピーター・ジャクソン監督のすごさ。
○内容はドロドロだけど精神的な恐怖感が無く、スッキリ。
◎みなさん、後味がよかった、と。
◎『深夜のマンション』とかでなく。
◎31日から単館公開。
◎試写会で見られなかった方は、ぜひ行って、「アシッドを聴きました」と言っていただけたら・・・
◎サービスは無いと思いますけど。
○先生、そのネタ、よく使いますよね。

・・・今や『ロード・オブ・ザ・リング』の監督だもんね。ピーター・ジャクソン(2003.3)。

■『アラジン』
◎来週公開。
○もう試写会で見られたという方から。
○ディズニーの映画に男2人で行くのは抵抗があったけど、会場に行くとそういう客も。
○感想はとてもよかった。宣伝ではラブストーリー。でも全体的にコメディタッチ。
○アカデミー音楽賞を取ったように、音楽がとてもよかった。

◎見た人みんなが誉めてます。
○そうですね。
◎腹立つくらい。イヤ事言いたくなる。この番組として。
◎でもね、ほんっとによかった。
○きれいですよね。ラブストーリーが宣伝されてるので、前の『美女と野獣』みたいに泣きのポイントがあるのかな、と思うんだけど、そういう意味では無い。ただ、ほんっとに良くできてる。
◎CMでも愛と勇気と冒険って言ってる。何が・・・と思うけど、観るとホンマに愛と冒険。
○魔法のランプの話は誰でも知ってる。それを主人公と絡んできて、友情にまで発展させて。

◎ロビン・ウィリアムスのジーニーっていう魔法使い。
◎映画の裏話的なことを言えば。アメリカでは良くあることだが、声が先で絵を後からつける。
○あ、そうなの。
◎脚本をロビン・ウィリアムスに渡し、全部アドリブ。『グッドモーニング・ベトナム』でもわかるようにスゴイ。向こうの深夜番組でも話題だったマシンガントークを連発。適当にギャグや物まね。スタッフ爆笑。
◎そこに絵を当てはめてる。
○それでかー。あの絵の動きと言葉をどうやって合わせたのかと。
◎でしょ。普通、ディズニーはイメージが子供が見ても安心。それにこのジーニーのキャラがいいスパイスになってる。
◎ゴールデングローブ賞で特別賞。
○それだけの価値ありますね。
◎アニメの技術的な話では、リップシンクという台詞と絵の口のシンクロ。「ヴ」という下唇をかむところとかまで再現。芸の細かさにビックリ。

○これはアニメというよりもコンピュータグラフィックですよね。
◎フルアニメ。前回の『美女と野獣』よりもCGの部分は減らしている。
○そうですか。
◎あの空飛ぶじゅうたんに載ってるシーン。
◎宮崎駿さんの手法をディズニーが意識してる。スピード感、緻密さ。

◎じゅうたんって曲線。模様が描きにくい。これこそCG。コンピュータにデータをインプットしておいて、計算で表示。
◎0.5秒くらいでもチラッと見せる。「どうや、見てみぃ」というアニメータの「まいったか」

○これだけよくお金をかけてるな。
◎手間と、人と。

◎アメリカと日本の違い。
◎アニメとかよくご覧になるんですか。
○普通には。

◎『美女と野獣』最後に魔法が解けてもとの王子様に戻るとき、ハンサムな王子様に戻ると思ったら、けっこうムキムキ。ホモ雑誌に出てるような顔。
○そうよね。白雪姫の王子様のイメージ。
◎野獣のほうが良かったんちゃう。
◎でも、今回の主人公。資料によると、マイケル・J・フォックスのキャラクター、トム・クルーズの精悍さ、そしてM・C・ハマーの機敏さを取り入れたらしい。
◎『アラジン』の主人公ってどの人ですか？
◎アラジン。男の子。
◎Jフォックスと、トム・クルーズと。チビじゃないですか。ボンちゃんです。ハマーで少し戻してるんや。

◎やはり日本のアニメと違いますか。
◎ボンちゃん見たら喜ぶ。
◎僕『セーラームーン』と『幽遊白書』観てきました。
○(笑)
◎あれは別の意味で感動しますけどね。
◎ほんと。動きませんね。背景がいっしょやったとこも。リカちゃんハウスみたいなところで戦ってる。
◎『セーラームーン』アニメもいいですけどね、実写もいいですよ。キャラクターショー。ちょっと観たんですよ。あやめ池の遊園地で。
◎太ももがキュキュッってなるところがね。
◎モモレンジャーみたいで。「行くわよ！」

◎いや。今『アラジン』の話だから。元に戻して。
◎文句の付け所の無い映画。『ジュラシックパーク』とか、スゴイスゴイと聞いていて観ると、先入観で裏切られることがあるが、この映画はそれがない。『ジュラシックパーク』以上。この夏。
○言い切りますね。

◎ストーリーもいいんですか？
◎テンポがいい。速い。1回じゃ全編わからないかも。
◎これはディズニーランドのアトラクションと同じ。人間に脳では処理できないくらいの速さで情報を与えることによって、何となくいいなと思わせるという。このシステムを取り入れた。

◎なるほど。ポンポンポンポンッと。仲良くなったらパンパンパンパンッと。
○いやいや。
◎何を言うてんのか。
◎パンパン言うのは、銃を撃ってきたんでしょ。
◎撃ってませんよ。
◎デザート・イーグルってめっちゃデカイ。撃ちませんよ。修理中のを見た。コルト45なんか目じゃない。
◎あれを、ちゃっちゃかちゃっちゃか持って撃ってるアンヌ・パリロー、スゴイ。
◎アンヌ・パリロー、身長2m説を唱えたい。
○(笑)
◎セットを大きく作って。ジョン・ウェインの逆。


■『フォーリング・ダウン』
◎そういうボンちゃんに、ぜひ見ていただきたい映画。
○先生、流れるような進行と申しましょうか。
◎話題になってますね先生。
◎おっさんが暴れまわる映画で、僕はバカバカしく観ようと思ったんですけど。
◎今日は誉めてばかりですが、良かった。
○先生、帰ってきて「良かったですよ」言うてた。
◎いいんですか？
○良くできた映画ですよね。

○リスナーから。
○いい仕事、いい家庭に恵まれなければ人生は幸せになれない、と語ってました。アメリカ社会の真相をえぐっていた。
◎一生幸せになれない・・・。
○(笑)なるほど。
◎両方だめですな。

◎わらしべ長者のようにマイケル・ダグラスが武器をドンドン手に入れていく。
◎はじめはバット。スーパーマーケットで。
◎そもそも何が欲求不満だったの？
◎それがミソ。
◎最初は説明が無い。
◎暑い中、車。クーラー故障。そういう状態だったら僕にも分かる心理状態。
○渋滞の一番前で工事してるオッサンをどかしたい。
◎オバハン、ノロノロするなよ。

◎スーパーマーケットに。
○車放っておいて。
◎韓国人が経営。ロス暴動のときも。
◎電話をかけたいので、両替してくれ。何か買え。コーラを見たら高い。こんなアホな話あるかい！？
◎そこにあったバットで亭主殴るわ店を破壊するわ。
◎在米韓国の協会から抗議。デモ。問題に。

◎次にチンピラを殴る。銃を持って仕返しにきたら、車ひっくり返って。
◎こいつが銃マニア。カバンいっぱいの銃。
◎ワクワクしますね。私がマイケル・ダグラスだったら、そのまま日本帰りますね。捕まると思うけど。

◎バイオレンス映画一色なのかな、オッサン何してんの、と突っ込める映画なのかなと思って観にいったんだけど。
◎ここで出てくるのがマイケル・ダグラスを追う刑事ロバート・デュバル。
◎日本の刑事ドラマに出てくるおやっさん。
◎チョーさんみたいな人ね。
○懐かしい！
◎僕ちょっと分からない。世代似てるよね。
○うそー。

◎すごく気の長い。オッサンはよ辞めや。周りが冷やかす。
◎天性の勘で事件を解決。
◎この2人が追いかけあい。
◎だんだん謎が解き明かされる。
◎松本清張の作品。『砂の器』『点と線』とか。
◎物語が進行していく上で、なぜ犯人がその犯行を犯すようになったのか明らかになる。
◎で、ラストで犯人がクーっと泣くわけやね。
○それで、ちゃんと改心する。
◎そんなメソメソした映画、イヤですよ。

○私は最後が引っかかった。マイケル・ダグラスが主演だから、かっこよく終わらなければいけなかったんだろうけど、最後までキレてて欲しかった。壊れてて欲しかったな。
◎壊れてるじゃないですか。
○ラストシーンまでは壊れてるんですよ。

◎試写会場でリスナーと居合わせて、「どうでしたか？」「大傑作や」と言ったんだけど、お便りで映画会社の人に聞かれるように話されたんですか、とあったけど、本音。僕は大絶賛。

○マイケル・ダグラスも30代のサラリーマンの設定。若作りしてよくやってた。
◎入院してて、リハビリしてて。
◎でも、目はデニス・ホッパー同様。キレてました。ハンパやない。
○電話ボックスのシーンが面白い。
◎電話してて、後ろで待ってる人が「早くしろ！」
○銃でぶっ壊して「故障中」

◎いい感じですね。マイケル・ダグラス。
◎ロバート・デュバル、アカデミー助演男優賞にノミネートされて、下手したら受賞か。
◎マイケル・ダグラスを差し置いて。あの、とがったアゴの家系の。カーク・ダグラスもとがってた。
◎アゴにポツリとお尻の穴のような。
◎とがってて大丈夫かな？
○そりゃ大丈夫
◎うりゃ！でレンガくらい割るんちゃうか、この家系は。

◎『氷の微笑』だらしなかった。『危険な情事』もね。
◎オッサン、見せるのすきだから。
◎すぐ脱ぐねん。
◎この辺アブナイなと思ってた。
◎ボカシばかり入ってる。普通の映画に。
◎後ろが好き。
◎冷蔵庫からジュース出すだけでボカシ。
◎メル・ギブソンと張り合ってる。
◎メル・ギブソンとマイケル・ダグラスやったら、メル・ギブソンのお尻を選ぶ。
◎ジャン・クロード・バンダムの方がいいな。
◎まだ引き締まってますから。
◎こんな話ばかりしないでくださいよ。
◎映画評論家たるゆえんを感じてしまう。
◎掘られんと一流でないと。そんな脇にばっかりそれてないで。

◎面白い！

・・・自分もテレビで見て面白かったのを覚えてます。

■レンタル映画館 『リトルトーキョー殺人課』
◎探してたんですけど、なかなかバカ映画が無い。ジュリアーノ・ジェンマ主演の『魔境のガンファイター』っていうのあったんですけど。
◎カッコよさそう！
◎インディ・ジョーンズばりの活躍と書いてあって、イタリアえいがやから無茶苦茶やるんかな、と思ったら、ぜんぜん普通の西部劇でした。
◎リスナーからのハガキで、タイムリーなもの。ブランドンとドルフ・ラングレン競演の『リトルトーキョー殺人課』。れっきとしたバカ映画です。
◎ブランドンってバーボン？
◎それはブラントン。
○ブランドン・リー。
◎ブランドン・リーって誰でしたっけ？
◎ブルース・リーの息子で。撮影中に・・・
◎これで亡くなった？
○いや、ちゃうちゃうちゃう。
◎その映画ね、吹き替え使ってやってるらしいですよ。
○続き!?
◎タイトルど忘れしちゃったんですけど、途中まで撮ったから。ブルース・リー『死亡の塔』と同じで。作ってるという噂。
○すごいですね。

・・・『クロウ』ですよね。

◎でも、俳優さんすごいと思う。空砲の前で演技して。それが実弾入ってたわけでしょ。怖いで。あんなもん、目の前突きつけられたらションベンちびりますよ。
◎やっぱり。僕ら、引き金に手を当てただけでドキドキしましたわ。
○撃ったんですか？
◎ハワイとかで、政府公認のやつ。22口径のしょうもないやつ。でも、それをこめかみに当てたら・・・
◎怖いですよね。気軽に警察映画でポンポン撃ってるけど。しかも、こんな事件が起こったから。
◎なんか、すごいリアリティありますね。
◎僕は撃ってませんよ。

◎本編ですが。パッケージの裏。日系アメリカ人刑事役のブランドン・リーと、ロスでマフィア退治に活躍してるドルフ・ラングレンが、ジャパニーズヤクザを相手に暴れまわる、と。
◎面白そうじゃないですか。
◎やりました。バカ映画ってのと、ちょっと違うかな、と思うけど。
◎めちゃくちゃな日本の描き方。
◎ヤクザのオッサに、多分日本から連れてきた人。「サンキュー、ベリマッチ」という英語。
◎リアルじゃないですか。
◎それでスゴイんちゃうか。と思った。ドルフ・ラングレン、日本びいきな刑事役。日本のしきたりを教えるけど、めちゃくちゃ。住んでる家が、こんな家どこにあんねんというベトナム風の家。庭にヒノキの風呂。
◎ショー・コスギやないですか。
◎モデルにしてるのかも。
◎ドルフ・ラングレン「ボスハ、ドコダ！」と日本語をしゃべる。
◎すごい日本語やな。
◎最後、日本刀ふりまわし。指つめのシーンも。
◎それをドルフ・ラングレンが銃で撃ちまくる。
◎不利じゃないですか。ヤクザがんばれと応援してしまう。
◎そうそう。

◎日本人の描き方むちゃくちゃ。こうやったら日本人らしく見えるというところを描いているのかもしれないが。
◎最後、向こうの日本のお祭り。和服の人もいるが、なぜか空手着の人がオスオス！
◎なんじゃこりゃ？結構突っ込める
◎アクション映画としてはどうなんですか？
◎てきとーです。

◎とりあえず、刀一本で素手同様な日本人を、ドルフ・ラングレンが銃で撃ちまくると。ひどいな。
◎1時間20分程度。
○ちゃんとした映画なの？
◎テレビ映画かな？
◎テレビ映画にはドルフ・ラングレン、ブランドン・リー出ないでしょ。

◎まあ、お手軽な映画としては楽しめました。ドルフ・ラングレン、影薄いなと。
◎この頃から。
◎ようそんなこと言うな、君。失礼な。
○だって、今の話にもぜんぜん出てこなかった。

■一曲
◎『ザ・ファーム』メインタイトル
(台風情報)

■ハリウッドスキャンダル
○リスナーから。『ジュラシックパーク』を観てきました。圧倒された。が、人間の描き方がアレなせいか、リチャード・アッテンボローがノミのサーカスの話をし始めたとき、場内はザワザワして、トイレに行く人も。
◎失礼じゃないですか。一番入魂のシーンなのに。
○分かる気はするが。
◎手元に公開の日の数字。すごかった。新記録。
○朝の5時からみなさん並んでたんでしょ。観たかったんだね。

◎『E.T.』の百億が目標。入場料が昔と違うけど。
◎松下電器が力を入れている。買収してからヒットなかったので。
◎ライバルのソニーに「どや！？」と。
◎電気屋さんでも、あのマーク。
○夏休みだから、なかなか空かないでしょう。行きたいんだけど。

○もう一通。試写で「ウワーやってもうた」状態になった映画がシュワちゃんの映画というのは本当ですか、さんから。
◎本当です！
○カプコンがスト2の映画製作。30億。監督が『ダイ・ハード』のスティーブン・デ・スーザ。来年夏全世界公開。
◎なるほど。映画業界はまだ情報入ってない。
◎ゲーム雑誌がネタもと。カプコンがリーク。今、カプコンがやばい。
◎ファイナルファイトこけて。スト2ターボも初日だけ。
◎スト2ターボ、速いけど不通のスト2と変わらない。
◎倒産とかじゃないだろうけど、映画とか言ってる場合じゃない。
◎先にホンコンでジャッキー・チェンが作ると思います。
◎『シティ・ハンター』でスト2のシーンがあって、大傑作バカ映画。
◎カプコンが勝手に作ったとか言ってる。ジャッキー・チェンに聞いたら、スト2の映画の権利は買ったと言ってる。
○本人が言ってるなら間違いないね。
◎ちょっとトラブってるのかな。

・・・これって結局映画化されたんですよね。

◎『アラジン』豪華パンフレットプレゼント。すごいきれいな色刷り。前売りを買った人だけに一部、試写会で。これが欲しいために前売りが売れた。

◎ハガキください。時間が遅くなって、ちょっと減りました（西川きよし風？）。

◎また『ブレインデッド』のような試写会もやりたい。
7.31
■オープニング
・・・
◎・・・キネマ旬報かと思うような、ハマリ方。
○聞いてくだされば分かります。

■『ドラゴン ブルース・リー物語』
◎待ってましたよ。全米で公開でいきなりナンバーワン。ちょびっとだけですけど。10月くらいの予定だったのが、流行ってるうちに公開してしまえということで、繰りあがった。シャロン・ストーンの『硝子の塔』が後ろに。まだ十分には宣伝が進んでないんだけど。
○夏休み中に公開が決まりました。
◎ブルース・リーと言えば、子供の頃に見てました。
○ヌンチャク買った口ね。
◎そう。雑誌の裏表紙の通信販売で。ソフトビニール製で。殴っても怪我しない。競って買って。学校でヌンチャク禁止令が出た。
○出ましたよ。うちの学校でも。映画館で見て、みんなブルース・リーになりきってるので、危ない危ない。
◎まあ、ブルース・リーもすぐ喧嘩する危ない奴なんですけど。その影響は受けてしまう。
○それだけ、日本のファンをひきつけるだった。今聴いてる人は、知らないかも。
◎20周忌。
○亡くなって20年経ってる。早いよね。
◎アメリカでも。没20周年。
○20周年って、めでたそうやな。
◎で、イベントもあった。そのおかげでヒットも。

◎見せてもらいました。
○二人で。
◎もう、むちゃくちゃ、バカ。ええ加減。
○前半は笑えますよね。でも、よくできてたと思う。

◎原作がリンダ夫人からみた伝記『私だけが知っているブルース・リー』。それを脚色。知られざる一面。
◎その反面、奥さんの知らんこととかは描かれてない。きれいごとというか。
○亡くなった理由とか、黒い噂とかあったんですけど、そこには一切触れずに。
◎ノラ・ミャオと浮名を流してたんだけど、触れずに。
○いいお父さん、いい旦那。
◎もう、ジェームス三木夫妻に見せてやりたい。正反対。爪の垢せんじて飲ませてやりたい。『仮面夫婦』読みましたけど。
○読んだの!?
◎あっという間に読みましたよ。どれだけ濃い本やったか。そこまで暴きあうか。
◎この映画では夫婦の何たるか。
○どんだけ奥さんを愛していたか。

◎奥さんが変わった人というか。
◎ブルース・リー、アメリカ出てきて差別されて、奥さんと恋に落ちて。
◎奥さん「ねえ、カンフー教える道場作りなさい。ビラ作ったから」って結構商売人なんですよ。
◎『ブルース・リー細腕繁盛記』みたいな前半。
○つらいとき、ずっと支えました。
◎「本を出しなさいよ」で一儲けし、道場の人が減ってきたら「ロサンゼルスへ行ってもっと儲けよう」。そしたらハリウッドの俳優さんとかも来てギャラもふんだくれて。そのうちに映画関係者と知り合い、「テレビに出てみないか」で『グリーン・ホーネット』に出る、といういきさつ。
◎映画のイメージから、アクション映画なのかな？と思うけど、明るい感じ。
○別に伝記伝記してなくて、愛ありスペクタクルあり、エンターテイメントになってる。
◎かなり誇張はしてると思うけど。

◎ブルース・リー、映画の中でも無茶苦茶するけど、普段でも。
◎中華料理の皿洗いをしてて、女取り合いして、喧嘩して、レストランの裏路地で真剣な格闘。
○下積み時代。キッチンの人たちがなんでカンフーの達人何や。
◎殺陣の打ち合わせをしてるのに、本番で無茶苦茶したり。鳥居さん笑ってはりましたね。

○後半戦は、ホンコン映画に出るところ。『ドラゴン危機一髪』『燃えよドラゴン』の撮影シーン。
◎この辺は、結構、鳥肌もん。
○当時の撮影シーン。当時のファンの方が見るとウルウルもん。
◎流れから見ると、伸びた感じなんだけど、僕なんかからしたら、興奮。

○笑えるシーンもありつつ。そして、これは予言映画やな。
◎そう。子供時代、夢にうなされる。鎧を着た悪魔のようなものが、命を狙う。お父さんが「うちには代々悪魔がとりついていて、子供を狙う。私はお前を守る。ここで失敗すると、お前の子供を狙う」
○で、ブルース・リーのお父さんは悪魔を退治できなかった。それで、今度はブルース・リーが悪魔から子供を守る。ブランドン。
◎実際、そのシーン。悪魔がブランドンに向かっていく。アチョーってヌンチャクで悪魔を退治する。ブランドン「お父さん！」って抱き合うんですけど、やられちゃったんですよ。
○この映画の公開のときは、ブランドンの事件は無かったので、助けたということになってたんですけど。
◎リアルですよねえ。
○悪魔は死んでなかったんですよ。
◎決して死というものを面白がるわけじゃないんですけど。

□いくつで亡くなったんですか？
◎32歳。
□若いなあ。女に撃たれたんですよね？
◎いやいや。それはミュージシャンの・・・
□ロバート・ジョンソンか。
○今晩は。ボンちゃんでーす。
□飛行機事故で？
◎(笑)違う違う。
□オーティス・レティングか。
◎『ラ・バンバ』の。
◇『ラ・バンバ』はリッチー・バレンス。彼も飛行機事故で亡くなったけど。
□イタリア人の奥さんに撃たれたって・・・
◎それはねえ、あのねえ・・・
□・・・
□父親に撃たれた。
◎


■『滝廉太郎物語』
◎マービン・ゲイから、ゲイがらみの話。
◎鷲尾”棒読み”いさ子。

■レンタル映画館 『ドラゴン 怒りの鉄拳』
◎れっきとしたバカ映画。

◇今回、ボンちゃんがいろんな例を出したところ、面白ー。
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