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くふのページ『ドラゴンヘッド』 『天使の牙』 『ゲロッパ！』井筒監督インタビュー
◎先生 ○鳥居さん ▲井筒監督 ◇自分の感想 ・・・雑音
◇レイトショー帰りのカーラジオで。途中雑音で聴けないところがありました。思い出して書いてるので、違ってるところ、抜けてるところがあると思います。
■オープニング
◎『BAD BOYS2BAD』でウィル・スミス来日。菊川怜が花束を渡す。7回もキスをしたウィル・スミス。字幕担当の戸田奈津子さんにもキス。
○それはテレビで見なかったな。
◎そりゃ、流さないでしょう(笑)。
◎ウィル・スミス、花束をもらって、係の人が片付けようとしたら、「おいおい、持っていかないで。明日のトム・クルーズに使いまわすのかい？」とジョーク半分、マジ半分のツッコミ。
○次の日トム・クルーズ来るの決まってたからね。ホテルも同じだったのかしら？
◎どうやったんやろ。同じと頃だったら、ワザと汚くしたりして。カレーとか頼んで。
○トム・クルーズ、結局日帰りだったみたい。
◎僕のところに記者会見の招待状来てました。行けなかったんだけど。
○なんでセンセイのところに来るの？
◎僕とトム・クルーズとはイケイケですから。
○(笑)
◎今回の記者会見では特別映像が流されたそうですが、前もって、その映像は他では流さないと言う誓約書をかかされたそうです。
◎ハリウッドのスターも脚本を読むとき、口外しないという契約を結ぶ。実際守られないこともあるけど。
◎今回の映像。見せ方が凝っていた。渡辺謙さんの映像を流した後に謙さん登場。真田広之さんの映像の後に真田広之さん。小雪さん、濡れ場があったらしいけど。
○濡れ場て。ラブシーンでいいでしょ。
◎濡れ場のシーンを流して、「はい。さきほど喘いでいた小雪さんですー」で登場。ホントかどうか知らないけど。
○(笑)
◎今回のトム・クルーズ、演者としてというよりも、プロデューサーとしての仕事をしていた。映像見せるから、どんどん宣伝してね。
○トム・クルーズ、Tシャツいっちょだったね。カッコイイ。
◎甘い！Tシャツに「武士道」とか「侍魂」とか書いたの着とけ。そうすれば、飛行機降りた瞬間から宣伝ができる。
○トム・クルーズと友達なんだから、直接言ってよ(笑)。
◎それ言うだけのために、新幹線乗ってワザワザ東京まで行かなアカンの。
◎また、映画公開のときにも来日するでしょう。今回は大阪ロケもあったので大阪でも宣伝に力を入れるらしいから、大阪に来てくれるかも。
○そのときに言ってね。
◎会えたら言うよ。
●『ドラゴンヘッド』
◎『踊る大捜査線』はフジテレビ、『ドラゴンヘッド』はTBS。今や放送局が制作に加わらないと映画が作れない。テレ朝は『座頭市』。『座頭市』は来週紹介します。
◎予告編などで見ても判るように、映像がスゴイ。
◎全編ウズベキスタンロケ。
○荒涼とした風景が合ってるよね。
◎僕はウズベキスタンの人かわいそうと思いました。こんな「廃墟の国です」って紹介している感じ。
○そんなことないよ。あれはセットでしょ。
◎そうかなあ。ま、セットもあるし、CGもバリバリですが、とにかく映像はスゴイ。
○リスナーから。賛否両論あるだろう。また、否も多いと思うけど、あえて原作ファンから賛辞を述べたい。あれだけの原作をよく映画にまとめた。映画をそのまま取り上げるだけでなく、解釈を加えていて良いと思う。ただ、私は原作を読んでいるので分かっているだろうことが、原作を読んでいない多くの人には分かるのだろうか。置いてけぼりになっているのではないか、と心配。
◎僕は敢えて原作を見ないで行った。この方の意見の通り、置いてけぼりにはなった。
◎が、それは主人公の妻夫木君の感情と同じ。突然、修学旅行の新幹線で事故。気が付いたらみんな死んでる。何が起こったか分からない。そういった恐怖。それを見ている観客も一緒になって感じることができる。
○そう。わからないのよ。やっと何が起こったか分かってくるのが、映画始まって30,40分後。
◎映像は良かったけど、思った。何で金払って（僕は試写会なので金払ってないけど）、絶望感を味わわな、アカンねん。
○この映画の後に『28日後』っていう映画を見たけど、それと同じ感想をもったね。
◎最後、「これからがんばって行こう」と言ってるけど、一週間後、絶対死んでる。
○そうだろうけど、少しの可能性を。
◎妻夫木君。もっといい俳優もいるでしょう。SAYAKAちゃん。彼女ももっといい俳優がいるでしょう。でも、良かった。
・・・無くても良かったシーン・・・
○SAYAKAちゃん。どうしてもお母さんの影がちらついちゃうよね。でも、お母さんよりはずっとウマイよね。
◎ご両親のイイとこをうけついでる。カップルで赤ちゃんの写真を撮るっていうゲームセンターにあるの、そのまんま。
●『天使の牙』
◎これは日テレが力を入れている。やはりテレビ局が絡んでいる。
○予告編は面白かった。
◎『踊る』のオープニングの・・・
・・・・・
・・・黒谷友香・・・佐田真由美・・・
・・・・・なんで日本の映画ってバンドの演奏シーンを入れるのかな？
・・・黒谷友香、佐田真由美とも、先入観無しに見れる。
・・・
◎監督は、予告編だけの監督だったのかな。
○厳しいなあ。
○TBSの『ドラゴンヘッド』は絶望感。日テレの『天使の牙』は予告編だけ。テレ朝の『座頭市』は？
◎面白いです。って、関係ない。テレ朝と朝日放送は。関係なくはないか。系列局。
◎ただ、映像とか、いろいろと新しいことを試みようとしている。そこら辺をみなさん見てもらって、どう感じるかどうか。
●一曲
◎先週紹介の『フリーダ』から。これはどこでかかってる曲？
○パーティーの部分で。本人たちも演奏しているシーンで出演している。
●『ゲロッパ！』
◎今日は日本映画特集ですね。めずらしいな、アシッドで日本映画を3本取り上げるなんて。
○初めてでしょう。
◎東京、名古屋、と公開されて、それぞれ大ヒット。
◎井筒監督インタビューもそのせいか、ノリノリ。
◎これまでもいろいろ話させてもらっているので、もう『ゲロッパ！』について質問というよりも、監督がしゃべりたいこと、日本映画について言いたいことを語ってもらった感じ。
◎・・・
▲『踊る』ヒットしてるけど、リストラされた人が犯人で人殺すって。リストラされた人たちを勇気付けるのが映画の仕事。何も制作のフジテレビとか怒ってるんちゃうよ。脚本家、監督に対して。リストラされた人は殺人なんかしません。全然リアルちゃう。
・・・
▲織田君演ずる刑事が、同僚が撃たれたからって、テレビカメラの前で「血が必要です」って言ってる。今の東京の救急医療体制をなめている。毎日交通事故は何件も起こっているんです。
・・・
○ホントに監督節炸裂でしたねー。
◎切りまくりました。いろいろとしゃべってくれたんですけど、放送で言えないことまで。いろいろしゃべって、「じゃあ、切っといてー」
◎ほんとに面白い映画。暖かい。
◎西田さんが「ゲロッパ」を踊るところ。
◎監督、西田さんを誉めていた。音感がいい。関西弁の指導をするけど、できないひとはホントにできない。西田さん、関西が好きというのはあるけど、ウマイ。
◎面白いけど、あえて言わしていただくなら（おこがましいが）、最初のジェームス・ブラウンを誘拐していく、といったくだりはテンポが良くてめちゃくちゃ面白い。
◎でも、後半の親子のお涙ちょうだいの部分。ゴチャゴチャしていた。もっとベタな展開で良かったのではないか。違った映画になってしまったかもしれないけど。
◎井筒監督の映画と言えば、セリフが聞こえないという印象があった。魂の叫びがセリフなので、どうでもいい、という感じだった。
◎それが『のど自慢』から変わってきた。大傑作。
◎『のど自慢』はいろいろなエピソードが出てきて、それが絡み合っていく。あの感じを『ゲロッパ』でも最後で出して欲しかった。
◎この映画の構想は、『のど自慢』の次の『ビッグショー』を撮ってから。『ビッグショー』、箸にも棒にもかからない駄作でしたけど。歌に関する映画を作ってきて、じゃあ次はソウル。ソウルならJBやで。ということで決まった。
◎西田さんの関西弁はうまいし、それ以外の面々は関西人。この関西弁も味になっている。
◎今日はレンタル映画館お休み。次回は『たそがれ清兵衛』。『ラストサムライ』の話題もあるし、真田さんも出ているし。
◎去年の日本の映画賞を総なめにしたのに、アシッドで紹介もれした映画(笑)。
●スキャンダル
◎『幸福の黄色いハンカチ』ハリウッドでリメイク決定のニュース。
◎前々から聞いてはいたのですが。10年くらい前からの企画らしい。
◎ケビン・コスナーがやるとか、やらないとか。ぜひ見てみたい。
○見てみたい？
◎どのようになるか、見てみたい。
◎ハリウッドは素材切れ。日本映画からも探している。
○全世界からもね。
◎ホントに今日は日本の日
○日本映画に勢いがあるってことでしょう。
◎だいぶ日本映画も盛り返してきた。放送開始頃と比べると。
◎プレゼント。試写会。日が迫っています。
◎『バリスティック』アントニオ・バンデラスとルーシー・リュー。『マトリックス』とは違った「リアルアクション」が売りらしい。でもワイヤーアクションとか使うんでしょう。
◎この映画の監督、タイ映画の興行記録の人。
○タイの監督サンなの？
◎ここにも、ハリウッドの人材不足の影響が。
◎そして『トゥーム・レイダー2』。アンジェリーナ・ジョリー、ビーチク・バリバリです。
○出てましたねえ。
◎監督はヤン・デ・ボン。良くも悪くもヤン・デ・ボンの映画になってます。
○それでも、悪い時期のよりは良かったよねえ。
◎悪い時期はホントに最悪でしたから。『スピード』以降ダメでした。