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くふのページアシッドベスト 鳥居さんベスト 伊藤さんベスト ワースト ボンちゃん
◎先生 ○鳥居さん □ボンちゃん ◇自分の感想 ・・・：雑音混信で聞こえなかった所
◇天気のせいか(大雪)、混信は無いのだけど雑音がすごく、聴き取れないところ多かった。なんとかベスト10は確認。
→全部聴けました。感謝。
◇色変えてみたけどどうだろう？ボンちゃんが来ると話が弾むねえ。
■オープニング
○みなさま、明けましておめでとうございます。
◎今後ともどうぞ、よろしくおねがいします。
◎2003年第1回目の放送。先週は年末最後。リスナーみなさんが選ぶシネマグランプリ発表。
◎栄えある1位は『少林寺サッカー』。まさに、アシッドリスナーのために生まれてきた映画。アシッドリスナーがこれに乗っからずして何に乗っかるねんという、久々のバカ映画が1位。日本全国でも大ヒット。DVDも売れている。スゴイ現象。
◎ちょうど、ワールドカップも含めてのムーブメント。映画を売る側は勢いに乗っかったというのがあったけど、それがなくても映画だけで十分に通用した。
◎はたして2003年はこれを超える名作・秀作・バカ映画は出てくるのか。
◎1回目の放送はこれまた恒例。年の初めから、いきなり2002年を振り返るという、アシッドが選ぶベスト10の発表。
○平野先生のベストに私たちのベスト。
◎昨年の映画を振り返りつつ、2003年の展望を。
◎そして、これまた恒例。新春第1回のゲストのボンちゃん。
□明けましておめでとうございます。私もABC局内では『たそがれ清兵衛』と呼ばれてます。
◎いつ帰ったかわからない位、早く帰ってNBAとNFLを見てる。
○何も昔と変わってへん。
◎ちなみに、昨年1月5日にボンちゃん課長登場。映画を見てないので話についていけず。と、リスナーから。
□最近、映画見ずにスポーツ見てしまう。アメフト、スーパーボウル。
◎スポーツ見ながら、酒がどんどん進んでしまう。
○それはいいけど、映画は？
□映画ですか？『たそがれ清兵衛』以外見てない。
◎こう言ってるけど、たぶん見てないと思う。
○絶対見てへん。
◎毎年変わってないやないの。
◎新年明けて、どうですか。それこそ年賀状とか。
□これがね、ここ20年書いてない。
◎課長！何しとんねん。歳暮ぐらいもらえよ。あんたくらいや。歳暮贈らず、もらえないの。
□珍しいよね。
◎ここに1枚のクリスマス＆ニュー・イヤーカードが。
○自慢が始まる。
◎「Dear, Hideaki Hirano」と、ジョン・ウー直筆の。
○ジョン・ウーいう別の人かもしれん。なんでえ？
◎昨年、インタビュー時に、箸にも棒にもかからなかった『ウィンドトーカーズ』をイイ映画と言ったら、ネームカードをくれ、と言われた。それを渡したら、お正月に届いた。律儀な人やなあ。
◎自分を応援してくれた人に、一枚一枚手書きのカードを送ることで有名。
□『ウィンドトーカーズ』えらコケしたらしいやんか。
◎朝日放送、金出しとるがな。新春だから聴いてないと思うけど。
□誰がハンコ押したんやっちゅうねん！
◎『ウィンドトーカーズ』に出したお金で、どんだけ植木を削減せなあかんかった、みたいな話。
□『ウィンドトーカーズ』もそうやけど『ポンヌフ』やったっけ？
◎『ポンヌフの恋人』で橋壊れたゆうて、ABCが出資した。
□『トリック』当たって良かった良かった。あれ、テレ朝やがな。うち一銭ももうからへん。
◎こんなこと言うててええんかな。まあ、いいでしょう。お正月ということで。
◎ハリウッドに行っても義理と恩を忘れないという気持ち。これは人の上に立つものにとって、必要な気持ちではないか、と思うんですけど、ボンちゃん。
□なるほどねえ。ジョン・ウーって、孫さんに似てるよね。
◎あはは(笑)。どんな返しやねん。似てる似てる。
□ナスダック・ジャパン、コケて大丈夫か？みたいなね。『ウィンドトーカーズ』コケたジョン・ウーとダブるんよね。「これからですよ」と笑てるけど、大丈夫かな？
◎心配しつつ。これからはミュージカルに挑んでいきたいという話をしてはりました。
□バズ・ラーマンのアレ見て、「わしもやったるで」
◎踊るで踊るで。ダンスの先生やってましたから。
○そうは見えへんなあ。
□それ大丈夫？ファーストリテアリングが屋台作ってるのとダブらへん？
○ははは。また色んなもの出してくんなあ。
◎経済への展望も忘れないのが、アシッド映画館。
□そうですよ。これからは経済の時代ですから。
○これから、て。もうとっくに経済の時代ちゃうの。
□最近ね。テレビ大阪の11時代のニュースにハマッててね。
○それ、大昔からやってる。
□アレ、おもろいなあ。
◎あんた、どこ見とんねん。
□イヤイヤ。あれ、ニュースステーション見るよりも勉強になる。
◎とても、この人、この局の人とは思えない発言でね。
□これからは、グローバルの時代だから、色んな局の、色んな番組のソフト見て・・・吸収、パクッていこうかと。
○そういうのをグローバルって言うんや。
□そうそうそう。昨日も先生と熱く語ったんですよね。競馬中継について。OBCとMBSはどうやねん。あの山本解説員にはそろそろ引退してもうたらどうやねん、と。
○知らん知らん。私はそれには絡みません。
□競馬解説者やで。仮にも。
◎まず、アシスタントの清水ひとみさんの名前覚えてなくては。
□「お嬢ちゃん、これなんぼ付くんや？」聞いてどうする。そんで、「んー、付かんのお」
◎それ、タダのギャラリーやがな、みたいな。
○こんなオープニングでええのんか。
□自分の局とか、他局とか関係なしに、グローバルにものごとを見ていこう、というのが、最近の私の仕事ですよ。
◎そんなボンちゃんを交えて、果たしてどんな展開になるのか。まずは2003年の展望の前に、2002年の振り返りです。
第10位『ゴスフォード・パーク』
□何です？それ？
◎あんた。何しに来たんや？いつも言うけど。
□『ゴスフォードパーク』？リンキンパークやったら知ってるけど。
◎俺、それ知らんわ。ボンちゃん、ロバート・アルトマンの新作。
□ロバート・アルトマン、僕全部見てたんですけどねえ。これは知らんかった。
◎いやいや。これ、ものすごい大事やないですか。
○すごくいい映画やったんで。
◎映画的な展開を見せられるように台詞を割って、それをカットを変えて、上流階級と下で働いておられる方の、関係を見せていったりとか。小説では絶対出来ないことを映画的な手法を用いてみせた。
◎これまでの、ちょっとシニカルなロバート・アルトマンとは違う魅力。
◎これぞ映画のテクニック。
□はああ、そうですかあ。ゴーリキーパークは知ってるんだけど・・・。
○あなた、先生の話聴いてないで、返ししか考えてない。
◎映画好きのリスナーからすると、山田解説員と同じ。あんた、もうエエ。
◎DVDまだ出てない。
◎けど、最近DVDになるの早いねえ。1年経たないうちに。
◎2002年振り返るのも、DVDで。見逃してもすぐ見られる。うれしいです。
□話題作は買うけど、カルトな作品は待つ。安くなる。
◎そこで、思わずボンちゃんが手にした作品が、リー・リンチェイの新作。1回観て、叩き割ったらしい。じゃあ、買うなよ。
□だってえ。1980円やったら買うやん。観たけど、ええ？これやったら少林寺3部作の方がいい。3部作出てますよね。もっとびっくりするのが、007の19本のボックス。これ安いねん。
◎3980円くらい。『ダイ・アナザー・デイ』のおまけDVDが入ってて、ゆくゆくそこに入れられる。
◎ボンドの新作、めちゃくちゃ面白い。
○良かったねえ。ここんとこもうひとつやったから。
◎敵はカッコイイ金正日。いいんかな？みたいな。
□実際に抗議しているでしょ。
◎配給側、すごくいい宣伝になってる。正々堂々とオリジナルバージョンで勝負。
◎政治とか関係なく、アクションとして面白い。
○進めよう。行かへんで。
第9位『メメント』
◎これもうまかったなあ。
□買った。でも、封も開けてない。
◎DVDには時間軸をあわせるモードもある。そうするとスカみたいな話や。でも、見てみたい気もする。
□時間軸ずらすのは、最近のパターン。「このミス」1位のイギリスの小説『バッタの農場』を買って読んだ。時間軸バラバラ。わけわからんけど、傑作や言うから、買って、読み終えた。話はなんてことない。
◎映画的な小説。逆に映画になるかも。
□『メメント』の世界と似てるんですわ。パッケージしか見てないけどね。
◎はよ、観い。観てから来い。
○去年のお正月映画や。
第8位『バーバー』
○これは見た？
◎コーエン兄弟。
□見てないすよ。
◎あんた、ゴーリキーパークとかの公園も好きかも知れんけど・・・、コーエン好きで通っとったがな。
□おかしいなあ。いつのまに公開されて・・・。
○ははは、コーエンつながり。
◎『オー・ブラザー』よりもこっちが好き。
□みんな、そう言いますねえ。『オー・ブラザー』はちょっとふざけすぎや。こっちのほうが全然いいと。みんな言うんですけどね。いつの間に公開されたんやろ？
◎あんた情報誌見ときいな。
◎ま、でも、公開は小さい規模。あっという間に終わってた。
◎地味やった。コーエン兄弟にしては地味やった。
□なんか先生。今年いつもに比べてマニアックちゃいます、この選が。
◎主演のビリー・ボブ・ソーントン。何も出来ない男が狂言回し。ノスタルジーあるアメリカのゲッスイおっさん、浮気しまくってる嫁はん、といった人物をみせようとする。それこそ、いつものコーエン兄弟とは違う。いつものコーエン兄弟はベストに入れないけど、入れたかった。実は、ビリー・ボブ・ソーントンつながりで『チョコレート』と『バーバー』とどっちにしようか悩んだ。『チョコレート』も良かった。
□アカデミー取ったハル・ベリーちゃんの。ハル・ベリーちゃんのチョコレートって何かやらしいですけど。
◎この『チョコレート』ってタイトルが邦題なんですけど。『モンスターズ・ボール』が原題。実に見事。
○どっちもビリー・ボブ・ソーントンが、何て上手やねん。
◎そら、『トゥーム・レイダー』のお姉ちゃんをパコパコはめるだけの勢いあるっでっていう。これ私生活とはウラハラに。
□別れたんちゃいますの。
◎アンジェリーナ・ジョリーとは別れましたけどね。抑えた演技。抑えて抑えて私生活では爆発するという。これぞ、仕事をする男のあり様だな。
○そうなんかい！
□ボクね。ビリー・ボブ・ソーントンがカミソリもってる床屋さんに行きたくない。ものすごい緊張するやろ。ヒゲ剃るときひょっとしたらと。ビリー・ボブがニッっと笑うねんで。たまらんわ。そのバーバーに行く勇気無いですわ。
◎うまそうにタバコ吸うんですわ。ボンちゃんからしたら、イーッてなるような。
□禁煙して1年。ハリウッドスターは、うまそうにタバコ吸いすぎや。特にジョニー・デップはイカン！その辺の昔のアウトロー軍団。あー、くやしい。
第7位『突入せよ！あさま山荘事件』
◎これを敢えて7位にランクインさせました。印象的な音楽。サントラ、待ちに待って買ったが、この曲だけ。あとスカみたいな音楽やった。
□これ、アーロン・コップランドの「庶民のファンファーレ」のパクリでんなあ。パクってとは言わないが、かなり参考にしてる。やわらかい言い方をすれば。
◎辛らつでんなあ。たまに光る山田解説員。
□たまに。たまに当てよんねん(笑)。
◎映画的なクオリティと、アシッドでは、ブルク7における柿落とし試写会。名誉ある柿落としを担当させてもらった。みんなの熱気と映画の中の男たちの熱気。忘れられない。
○この音楽を聴くと、みんなが映画館に一人一人入ってくるのが目に浮かぶ。
◎目に浮かぶのよ、ボンちゃん。あなたがこの番組やってた頃は、そんな感動すら無かったよ。10周年や今年。
○長いことやってる。
□すごいっすねえ。
◎ホントうれしかった。
◎まあ、佐々さん、カッコ良過ぎるでという意見もありますが。映画ですからね。百歩譲ってそこは目をつぶって。エンターテイメントとしての、原田監督の手腕を認める。
□私は鉄球兄弟派なんですけど・・・。
○いつからそんな派閥が。
□鉄球派と佐々派でイガミ合ってる。
◎事実と違うとか言うてね。プロジェクトXではモメてましたが。
第6位『陽だまりのグラウンド』
□なんか先生。今年の先生はぬるいなあ。
◎ボンちゃん、この映画、なんの映画か知らんでしょ。
□観たことないけど。
◎観たこと無い、言うたな、コラ！このタイトル。なんてダサいタイトルかと。中村雅俊のドラマか、みたいな。でもね、ボンちゃん。このタイトル、映画を見終わった後、ああ、なんてうまいタイトルってことを知ってもらえるタイトルなのよ。
◎ちなみに、リスナーから。いい意味で予想を裏切られた作品。試写会に行こうか迷ったけど、見に行ってホントに良かった。ホントストーリーは直球。臭さをまったく感じさせない演出がウマイ。特に子供たちをキアヌが球場に連れて行く場面。野球少年だった人はきっと分かる。父親に連れられていった甲子園の阪神巨人戦を思い出す。照明に映えるグラウンド、テレビでしか見たことのない選手たち。球場の階段を上りきったとき、目の前に広がってたあの光景は、今でも鮮明に覚えている。一過性の感動かと思ってて、番組に感想を送らなかったけど、冷静に振り返ってみたら、ボクの一番だった。
◎ほら。もう。どう？映画と自分の思い出がシンクロする、人の思い出を蘇えらせるのが映画ですよね、ボンちゃん。
□うわ、来た。来た、先生。そんなセリフ言うようになったか。
◎10年や、10年。
○もうすっかりなってんねん、そんな風に。すごいよ。
□先生、泣かす映画に甘いっすねえ。
◎最後ね。死んじゃうという設定は反則という意見も。でも、それをどう見せるかの見せ方がすっごいウマイ。単に少年が死んじゃった、その分もがんばろう、っていう見せ方を、決してお涙頂戴に見せない終わらし方、コレがイイ！
□なんか先生。映画評論家としてはスキルがアップしてますねえ。なんか、今の強調の仕方とか、かなり、おすぎさんサンプリングしてるでしょ、先生。
◎サンプリングさせてもらいました。いただきました。
□やるなあ。
◎そして2003年。もっともっと泣いていただく映画が来ます。これも一言だけ。2003年1月公開『至福のとき』。号泣。中国映画。チャン・イーモウ新作。むちゃくちゃ泣いた。むっちゃ、ええよ。変にお涙頂戴に持っていかない。
○無茶苦茶泣いてる先生を見てみたい。
□『至福のとき』？チャン・イーモウね。
○書いてんで。その紙置いて帰るくせに」
◎キアヌの棒読み演技だからこそ良かったというとこもある。
第5位 『アイ・アム・サム』
○感動ものが続きますね。
◎この『アイ・アム・サム』に関しても、終わり方がひねってあるというか、変に感動させようというくささがない。ボンちゃん見た？
○見てるわけない。
□もう、子供がいる身になっては・・・
◎いてへんがな。どっちか言うたら、前に言ったけど、1/1ダコタ・ファニングちゃんが出たら買うほうでしょ。それもって、ボクはブランコ乗りたいけど、ボンちゃんは手を引いて競馬場に散歩行こうって言うてたからね。
○イタイ、みんなしてイタイ(笑)。
◎「はい、子供デーだよ」ってバルーンで遊んでる子供たちん中に入っていく勢い。
□入ってく、入ってく。いや、結局見てないんですけど(笑い)。
□みんながあまりにも「泣ける泣ける」言うから、行かなあかんなって思ってる間に上映期間が終わってしまいました。
◎別にこの映画で号泣はしなかった。さわやかなウルウル。
◎同じテイストとしては『サッカー小僧』という映画も忘れられないのよ、ボンちゃん。
□サッカー小僧？忘れような、そんな映画。
◎北欧の映画。子供が国の代表。6歳くらいの子供がワールドカップ出る。めちゃうまい。本物の監督や選手が出てる。真顔で演技。
□ヨルゲンセンとか、アンディソン(?)とか。
◎得意技がね、またの下を抜ける。ちっちゃいから。
◎これまた、ええ映画やねん。DVD買ったら何度でも観る。
○DVD出るかな？
◎いっぱい観なあかんね、ボンちゃん。
□先生、何か今年知らない映画ばっかり。
◎いやいや、有名や。
○有名。
◎2002年の映画だったら、何を知ってるの？
□クレヨンしんちゃん。
◎おお。
□『嵐を呼ぶ！アッパレ戦国大合戦』や。それと、日本映画よう見てる。今年は。『ヒロポン』！
◎おお。いや違う違う。『ピンポン』や。新聞で間違えてるんやないから。
◎まあ、そういうわけで、敢えて5位に入れさせていただきました。
第4位 『エネミー・ライン』
○ああ、ここに。スゴイね。確かに先生、紹介したときに、力入ってたよね。
◎興奮度としては一番かもしれない。
◎もちろん、作品の面白さもそうだけど、監督のジョン・ムーアの将来性に私は賭けた。という意味でも、ベスト10に入れたかった。
◎ジーン・ハックマンとオーウェン・ウィルソンが出てくる、飛行機の・・・
○飛行機の(笑)
◎戦闘機の映画なんですけど。
◎戦闘機のオープニングがまた、面白い、カッコいい。SEGAのビデオゲームか何かのCMを作ってた人が監督。めちゃめちゃカッコイイ。
□臨場感あるんや。
◎臨場感ありまっさぁ。
□そうですかー。
◎ぜんぜん、嬉しそうやないなあ。
□戦闘機の映画って言ったら去年は宮崎駿さんがやたら推した映画あったじゃないですか。
◎『ダーク・ブルー』
□あっちを推すんかなあ、と思ってたらこっちが来たから。
◎『ダーク・ブルー』観れて無いんですよ。
◎『エネミー・ライン』戦闘機の部分はオープニングなわけですわ。そのあと、次から次へ畳み掛けていく危機また危機の連続。
◎岩肌で、ああ助かった、と、ホッとする安堵感を「バーン！」銃声がさえぎる。心にくい演出。これがウマイ。
◎間違いなく『ターミネーター4』の監督になります。『ターミネーター3』監督にジョナサン・モストウ抜擢。アシッド的に予言してた。
◎次の予言。敢えて断言。ジョン・ムーアは『ターミネーター3』か『ジュラシック・パーク4』の監督に。『エイリアン』かも知れへんよ。あの変のやつ。『ロッキー』はやらない。
□『ロッキー』やるらしいっすね。
◎本書いてるらしい。ヒマやから、最近。仕事無いんかい、みたいな。自分で一発逆転かけて。
□自分が主人公の。
◎引退したロッキーがまた試合出る。
□あかんわ。それ。フォアマンや無いんやから。
○痛々しいな。
□『エネミー・ライン』青田買いってやつですね。
◎ということで第4位。
第3位 『殺し屋1』
◎何人かの方もベスト10に入れられてました。でもやっぱり票数を集めることも無く、下位のままだった。
◎私としては、2002年、必ず入れておこうと。1年前の映画だったんですけど。『殺し屋1』
□この曲『殺し屋1』のテーマ？。『さびしんぼう』かと思ってた(笑)。『殺し屋1』っすか？
□ベスト3？
◎カッコイイ！
□人間がスライスされる映画ですよ。それやったら、人体の不思議展にでも行ったほうが。
◎リアルにね。
□動く人体の不思議展みたいな。
◎ああ、て言うたら、ズボ、みたいな。この映画は映画全体で飛べる！リズムがすばらしい。音楽の使い方から、画の切り替え方とか。むっちゃん観た？
○観てない。
◎DVD貸すわ。初日買うたがな、コレ。発売日に。まだ、封切ってへんけど。
□背中にねえ、エビフライ揚げた油をかけるシーンがね、たまらなく痛くてね。それだけはやめてくれと。ようこんな映画作ったなと。
◎観た？
□当たり前じゃないですか。この手のもんは観てる。
○(笑)すごいな。
◎もう、当局に踏み込まれるよ、家。観てる映画はこんなんかい、みたいな。
□いや、これは観てしまったんですけどね。
◎気持ちよかったわ、この映画。
□人体がね、ほんとにかつお節削り器みたいに、シャッシャッシャッてスライスされる映画。
○楽しかった？
□けっこう楽しかった(笑)。
◎マンガが原作なんですけど、これは三池崇史の映画。最高傑作だということで話をさせてもらったし。東京のキャンペーンをずっと一緒に回らせてもらったし。浅野さんからもいろんな話を伺えたので、2002年の1本として入れた。
□浅野はよかったな。
◎原作と全然違うけど。この存在感。
□この人すごいっすね。低視聴率だった濱マイク、浅野が出てきた回は、ストーリーはわけわからないけど、見てしまう。
◎ものすごい普通の人なんだけど、カメラの前では豹変。さすが映画俳優。期待も込めて。
◎ええ？何やこの映画という皆さんの意見もあるかもしれませんが、3位。
第2位 『少林サッカー』
○やはり入りましたか。これは観てるよね、ボンちゃん？
□DVD買って3回くらい見た。去年のお正月あたり？
◎ワールドカップの前。
□これは単純に面白かった。よくできてる。オチがよくできてる。お笑いとしてスバラシイ。エンディングに拍手喝采。サッカーとしては何ら成立してないが。
◎思いっきり、オフサイド。
◎河口さんの振り返りでは、ボクは3/9に紹介。映画の公開は6月。3ヶ月アシッドで推しつづけた。このバカ映画を世に広めたい。見た人誰もが感じて、みんなに宣伝したんちゃうかな。劇場、初日から子供たちいっぱい。
◎幅広かってん。大人、年齢高い人も。
□試写会で観た。みんなに「とにかく観ろ」特に子供の心を持つ大人ね。ロケット・ロボット・秘密基地・・・
◎・・・コンピュータのスクリーンセーバーにいきなり・・・の絵入れてた、みたいな。そのくらい熱いヤツ。
□そういう人たちの魂、鷲づかみ。
◎恋愛映画としての要素。純愛。
◎パンこねてるときの太極拳。ネタ振りが生きてくる。静と動のぶつかり合い。ラオウとトキの戦いや、と番組で。『北斗の拳』がこんなところで観られるなんて。
□明らかに影響してますよ。実際コミック好きですよあの人。
◎『ドラゴンボール』好きだから。実写版ハリウッドでやるらしい。
□やるの？
◎このチームではやるかどうかは別として。ぜひ、チャウ・シンチーグループを仲間に入れてほしい。
□ジェット・リー、ダメですか？クリリンにピッタリなんだけど。
◎もうねえ。
○ええ、そうかなあ？
◎少林寺の頃はね。今やブツブツだらけのオッサン。スポーツ(?)の後藤君に似てる。知らんかな。
○誰も分からん(笑)。
◎みんなは1位に推した。ボクもエンターテイメント、面白さ、熱狂振りではダントツで1位なんだけど、それを上回る天才を見せられた。
第1位 『ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ』
□これ1位っすか、先生！！
◎ボクが1位にしてしまいました。スイマセン。
○これを1位にしましたか。
□確か去年ここへきて、これだけ言うて帰ったんですよね。
○そうそうそう。
◎来年の1位は『ヘドウィグ』やと。
○予想がちゃんと当たった。
◎やっぱりボンちゃん、さすがやわって思った。見据えてたね。
○これやったら万馬券やな。
◎大当たり。
□この調子で有馬もなあ・・・。
◎でもボンちゃん、だいぶ忘れてるんちゃうかな。
□早速DVD購入し、何度も見ております。とにかく、音楽がスバラシイ。
◎初日に買いました。『殺し屋1』と『ヘドウィグ』はDVD買った。ただ、『少林サッカー』は買ってない。もう一回見たら、どうなるんやろう？という怖さがあって。
○なるほど。
◎多分観たら面白いと思うけど。でも『ヘドウィグ』は何べんも観たいと思った。今日はこの歌聴こうとか。その歌のシーンに合わせた歌詞も含めて。「オリジン・オブ・ラブ」これがこの映画のいいたいことなんだ。
□ミュージカルとしても、トレーラーハウスで、カツラかぶって、バンドの名前につながる。あの演出はすごい。めちゃめちゃ気持ちいい。ロックンロールを分かってるヤツが作ったら違うな。ロックンロールが好きなゲイはいっぱいおるけど、こんだけ才能あるゲイがおらへんかったんや。
◎ロックンロールを映画にした映画は大概失敗する。マニアックになる。マスターベーションで終わることが多い。でも、この映画は一体となって、映画に参加できる。
○舞台がすばらしかったのもすごいけど、映画にしてもすごかった。天才やな。
◎ジョン・キャメロン・ミッチェル。舞台では見せることができない角度とか演出とか。
◎きっと舞台やってるときから考えていたんだろう。
□逆に、舞台見てみたいですよね。
○観たい。観たい。
□四季とかが、やらへんかな。
○(笑)四季がやったんを、観たいん？
□それはそれで。
◎舞台一回も見たことも無いくせに。
□何言うてんの。あるよ、一回だけ。『美女と野獣』。MBS劇場や。
○それもまた、『美女と野獣』って。
◎堂島にあった頃ちゃう？
□そうそう。野獣が王子様になるラストシーン。でも、ブサイクな男優だった。野獣やんけ！ツッコミんだのは僕だけ。
◎(笑)怒られますよ。
◎私としては。迷いました。同じ1位もアリかな。でも、何度も観たいということで、1位。
■ベストサントラ
◎生涯の10枚の中に入れる。やはりこの曲、『ヘドウィグ』から「ウィッグ・イン・ア・ボックス」。
■鳥居さんベスト
★第3位 『オーシャンズ11』
◎ええええ？
○ええねん。今回、対象作品の中でブラッド・ピットが出たのが2作品。『オーシャンズ11』と『スパイゲーム』。どっちでも良かったんです。ブラッド・ピッドが出てる映画は入れとかなあかん。
◎そんな問題かい！
□どっちもヌルイ映画でしたなあ。「オーシャンと愉快な仲間たち」
◎おまえら、遊んでるだけやん。
○今年はぜひ、主役の新作を見たいな、と。
□ブラッド・ピットが『ファイトクラブ』を超える映画はもうできません。
○そんなこと無い！
◎子作り一生懸命って言ってる。
○そんなことばっか、言ってるよな。
□最近のアメリカの男は、そんなことばかり。ベン・アフレックはジェニファーのイレズミとか。
◎ぬるいんじゃ！コラ！
○プロモーションビデオも最悪。
◎痛いで。そんなことしてたら、ニコラス・ケイジのようにすぐ分かれるで。分かれすぎ。
○(笑)。
★第2位『ジェイソンX』
◎えええ？『13日の金曜日』の新作でっせ。
□珍しいですねー。
○劇場で見て。面白かったんやから。
◎絶対、レンタル映画館でやろう。
○映画館で見る必要全然無い。ビデオでいいから見て。
◎ジェイソンが最後宇宙へ行っちゅう話。
○お約束全部ある。最後、ジェイソンが蘇ったところなんか、「ヨォー！出た！」って拍手。
□そんなん、ホラーか？
○怖くない。が、ホントに面白い。
○最初に、デビッド・クローネンバーグが博士役で出てくる。
□この時点でもうアカン。
○「監督に希望があるか？」と聞かれたとき「思いっきり殺してくれ」
◎自分の願望。いつもそれを映画で描く。家で自分で何度もそこばっか見てる。イタイイタイ。
○おもろいで。
★第1位『ゴスフォード・パーク』
○ちょっと悩んだけど。とてもヨーロッパ的な。ずっと絵画を見ているような、静かな音楽を聴いているような映画。こういう映画今年は無かったかしら？
□あーら、そうなの？パリ帰りだと違うわね。
◎調子のってるで。また、紅茶飲みながら、メロディアンミニ入れて。おいしくいただいてるわ。
○これが合うのよ。ホンマ。
■伊藤さんベスト
◎伊藤さんコメント「ランキングに入ってないものを選んでみた」
★第3位『バンディッツ』
◎こんな映画あったかなあ、みたいな。
○あったよ。
◎ブルース・ウィリスとビリーボブソーントン。
◎伊藤さんコメント「ブルース・ウィリスだからって敬遠しないで。ビリーはイイ」
□ビリー・ボブ・ソーントン好きなんですね。
◎アシッドは今そういうモード。
○よう働いてるよね。
★第2位『アイ・アム・サム』
◎伊藤さんコメント「ダコタ・ファニングちゃんバンザイ！！」
○あんたらみんなか(笑)。
◎この番組つくてる人たちは、どないなっとんねん。
○みんなして、1/1か。
◎1/1フィギュア。製造したら、まず3体売れること間違いない(笑)。
○(笑)
□(笑)
◎3体は番組で買います。
★第1位『友へ チング』
○(笑)
□来たー。
◎伊藤さんコメント「3年連続、韓国映画を選んでみました。韓国の映画ファンと気が合いそう」
◎伊藤さんお勧めで紹介。リスナーからも、われわれからも、評価はズタボロで、「おまえら、紹介せんといてくれ！」ブチ切れかけた。
◎挙句の果て、エロAVができたら、『ホモへ チンゲ』ってのはどうですか。そんな手紙まで来て(笑)。
□そりゃ怒るわなあ。
■ワースト
◎とりいさんのワーストは？
○訳わからなかったのは、『マルホランド・ドライブ』。期待してガッカリだったのは『Dolls』。
◎『マルホランド・ドライブ』を1位に挙げてた人は何人も。
□リンチ好きは「帰ってきた！」と。何が「帰ってきた」んですか、と。
◎わからないですけど「リンチが帰ってキター！」。この表現、分かりますよね。
□熱狂してる人、いっぱいいてね。
◎伊藤さんのワースト1位は『オーシャンズ11』。「鳥居さんゴメンね」と書いてある。
○いいの、別に。
◎伊藤「ソダーバーグ、手を抜きすぎ」
○私はブラピが見られればそれでいいの。
◎ボクのワースト。『スクービー・ドゥー』が何じゃそらというのもありましたが、『ローラーボール』。
○(笑)あったなあ。そんなとこ入れんでも。みんな見てない。
◎ジャン・レノがチョビ髭生やしてね。おまえは加藤大介か？みたいな。
◎びっくりする映画。ローラーボールの緊迫感がゼロ。
◎まだ東京ボンバーズの方がおもろかった。
■ボンちゃん
○映画じゃなくて。
◎映画見てないもんね。
□ミステリー。「このミス」にも入ってない。ギリギリ12月に出たので。ジェフリー・ディーバーの新作『ブルー・ノーウェア』
□これはもう、面白いわ。たまらん。最初の3ページを読んでて、本が手にくっついた。
◎(笑)。3ページて。まだ目次やん。
□手から離されへん。風呂行くときもそのまま風呂みたいな。それぐらい面白い。
□すごいよ。相変わらずプロットだけで、つかみはまったく無いけど。
◎毎年、楽しみにされてる方もいらっしゃるので、またお願いします。
■エンディング
◎お年玉プレゼント。
◎織田裕二の『T.R.Y.』全国で使える劇場招待券。
◎「アシッド・サントラハウス・エピソード3」放送決定。1月19日(日)夜9時から、日曜スペシャル枠で。
◎ボンちゃん。10年経って、ここまで来ましたで。
□いやー。認められて来ましたね。
○あとは、みなさんのリクエスト、メッセージ、感想ですね。
◎お相手は、平野秀朗と、
□今年はレッドホットラムです。
○鳥居睦子でした。今年もよろしく！
◎さようなら。